「ユミの細胞たち」はラブコメ好きにおすすめしたい可愛さ
まず、キムゴウンちゃんのパッツン前髪の可愛さ。
「おー可愛い」とまずそこから感動。
映画「アメリ」を思わせるような可愛さ。(古い)
頭の中、人々の行動や思考を決定づける細胞たちを描く、というのは
映画「インサイド・ヘッド」や漫画「脳内ポイズンベリー」でもあったけれど、
こちらは実写とアニメを融合させたもの。
実写部分をキムゴウンが可愛く演じ、細胞をこれまた可愛らしいアニメで描いている。
腹ペコ細胞の「ペゴシップター」が可愛くて口癖になりそう。
可愛い可愛い細胞たち。
そして、アンボヒョン!!!
ユミのお相手、ウンを演じるアンボヒョンがそもそも好きじゃないのだけれど(好みじゃない)、
そんな私の気持ちまで見透かした!?それともやっぱりみんなそんなに好きじゃないの!?と
思ってしまうほどに見せ方がうまい。(失礼)
始め、失恋から立ち直れずにいたユミの前に現れたウンは
髭ズラ、長髪、短パン、サンダル…世の大半の女性が好まないであろうルックスで登場する。
細胞たちも、ウンのルックスに大ブーイング。
見てる私も同じ気持ち。(ここがうまい)
ところがどっこい、
表情ひとつひとつ、小さな気遣いひとつひとつ、
反応のひとつひとつに
「おや…?」と思わせてくれる要素をぶっ込んでくる。
うまい。女子のハートを鷲塚むのがうまい。
こりゃ、やられたな!とユミの感情の変化に逐一共感してしまう。
「ユミの細胞たち」のストーリー展開の細やかさに共感の嵐
ひと組の男女の出会いから別れまで…
それ自体は平凡なもの。
だからこそ、誰しもが感じるであろう、この感情の変化を
「わかるわかる」「私もそう思う」「なんで男っていつもそうなの」と
細かいエピソードを丁寧に織り込むことによって、
クスリと笑える展開も、チクリと痛む胸も、ドキドキする恋の展開も
全て新鮮に、そして恋の終わりも、
まさに自分の大切な恋を失ってしまったかのように
感じていける。
全てが同じ展開でなかったとしても、
どこかに自分を重ねて見てしまう。
大切に胸の中にしまっておきたいような、
そんな優しいストーリーだ。
自分の中にある感情ひとつひとつ、
自分の人生の選択ひとつ一つを大切にしてあげたくなる。
ジェットコースターみたいな劇的な展開がなくても、
目も眩むような輝かしい外見でなくても(失礼)
自分の胸に大切にしまっておきたくなる、自分の中のラブストーリー。
ウンが出てきた瞬間は、「うーん、このキャラクターで相手役は厳しいわなー」と
失礼極まりない感想を抱いていた私だが、
回を追うごとに好きになってしまう、
まさに今自分の隣にいるひと、みたいな存在になった。
ビジュアルだけでときめかないけれど、
思い出のひとつ一つを大切に年数を積み重ねてきたような…
シーズン2がどう展開するか、楽しみでしかない。
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可愛い世界観そのままにOSTもいい!
キムゴウンちゃんといえばKAHIのマルチバーム。お馴染み。
LINE漫画では原作がウェブ上で読めます。イラストも可愛い。
細胞たちはそのままに、ユミはキムゴウンちゃんが可愛いかな。