坂口健太郎が韓国ドラマに出演!
原作は辻仁成とコンジヨンが日韓を越えて、男女それぞれの視点で描いた同名作品。
これは楽しみでしかない!
キャストとオリジナル相関図を交えつつ、感想、考察を綴ります。
プライムビデオ「愛のあとにくるもの」あらすじ&概要
タイトル | 愛のあとにくるもの |
監督 | ムン・ヒョンソン |
脚本 | チョン・ヘシム、ムン・ヒョンソン |
話数 | 全6話 |
キャスト | 坂口健太郎、イセヨン、中村アン、 ホン・ジョンヒョンほか |
原作 | 辻仁成・コンジヨン「愛のあとにくるもの」 |
韓国から日本に語学留学へやってきたチェ・ホン(イセヨン)と小説家を目指す潤吾(坂口健太郎)は出会い、やがて恋に落ちた。
しかし、二人には別れが訪れ、ホンは帰国。
5年後、小説家となった潤吾が韓国を訪れると、そこへ通訳としてホンが
現れる。二人の「愛のあと」はどうなっていくのか…。
プライムビデオ「愛のあとにくるもの」キャスト(登場人物)&相関図
青木潤吾/坂口健太郎
7年前は小説家志望の大学生。現在は売れっ子小説家。
【坂口健太郎その他出演作品】「鎌倉殿の13人」「Dr.チョコレート」「おかえりモネ」ほか多数
チェ・ホン(べに)/イセヨン
7年前に日本へ語学留学。現在は父が社長を務める出版社勤務。
売れっ子の小説家・潤吾の通訳を勤める。
【イセヨンその他出演作品】「赤い袖先」ほか
キム・ミンジュン/ホン・ジョンヒョン
ホンの幼馴染。ホンにずっと一途な想いを寄せている。
研修医。
小林カンナ/中村アンナ
ホンと付き合う前の潤吾と付き合っていた。自分から振ったが、潤吾が自分と別れたあと、
恋愛にのめり込むのをみて、モヤモヤする。さらに、成功した潤
吾に対して未練を持つ。現在は潤吾の担当編集者
【中村アンその他出演作品】「青島くんはいじわる」「グランメゾン東京」「ONEDAY」ほか多数
韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」原作
プライムビデオ「愛のあとにくるもの」感想
ネタバレご注意ください
非常に「小説的だな」と感じた。
そこには、華やかなラブストーリーがあるわけではなく、
ひと組の男女の出会いと別れ、その後の葛藤が
仔細に描かれている。
共感とまではいかなくとも、国籍の違う二人の男女が出会い、
異国で寂しい思いを抱える女性とそれに気がつくことのできない、
自分のことに精一杯の男性、というのは理解できる。
二人の別れも非常に現実的故に、ラストについてはこちらも現実的に考えてしまって、
君たち、よりを戻してもうまくいかないよ〜なんて思ってしまった。
仕事を言い訳にして、ホンからの電話に出ようとしなジュノの姿は
なんだか妙にリアルだし、いろんな人がその経験あるのでは?と思う。
男性って、忙しくてそれに出られないんじゃなくて、
責められるその瞬間を後回しにしたいだけなんじゃない?と思っている。
結局、責められるのにね。
で、「仕事だ」といえば全てが許されると思っている。
そして、相手への想いと寂しさに囚われてしまう若い女性の気持ち、というのもよくわかる。
日本国内にいた私ですらわかるのだから、異国で頼る人が潤吾(坂口健太郎)しかいないというのは
いかほどか、と思う。
特に、韓国に帰ってからの彼女の家族への接し方を思えば、
「家族」とのつながりをいかに大切にしているかわかるので、
ラスト、潤吾とよりを戻して母親の猛反対にあって果たしてやっていけるのか…とも思う。
大人になっった、反省した、と潤吾は言うけれど、
ごめん、人の性格ってそんなに変わらないのでは…と思う。
愛が冷めた時、それこそ愛のあとにくるものなんじゃないかなとも思ったり。
愛のあとにくるもの、が何なのか。
彼らは愛が再燃しただけで、果たして愛のあとなのか。
別れた後の数年は、情熱的だった愛に付いて、すれ違った愛に付いて
ひたすらに考え、彼らなりの結論が出たのだろう。
愛のあとにくるもの、それは人それぞれ違うのだろうなと私は考える。