Netflixドラマ「グリーンマザーズクラブ」
ドラマ概要
タイトル | グリーンマザーズクラブ |
ジャンル | サスペンス |
キャスト | イ・ヨウォン、チャ•ジュヒョン、チャン・ヘジン.etc |
話数 | 全16話 |
原作・制作 | ラ・ハナ、シン•イウォン |
あらすじ
ソウル中心部、高級住宅街とは言えないまでも、そこに次ぐ人気住宅地とされている街に引っ越してきたウンピョ。
彼女の頭の中は自分の教授への夢でいっぱいで、子どもの早期教育には懐疑的。
しかし、周りのお母さんたちは子どもに小さい頃から充実した教育を受けさせていやりたいと必死に
なっている人ばかり。
ウンピョは少し周りから浮いてしまう。
そこに現れたのが、ママたちの間でも「別格」と言われる、「アンリのママ」ソ・ジナ。
彼女はウンピョの中学時代からの同級生だった。
何でも揃っている、裕福な家庭で育ったジナと、美術系の学校に進みたいが決して裕福でない家庭で育ったウンピョ。
ウンピョはジナに対して複雑な思いを抱いていた…。
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以下、なるべくネタバレがないように、「見どころ」「感想」を綴りたい。
見どころ
ドラマ「SKYキャッスル」を思わせる受験戦争ドラマか、と思いきや、
「SKYキャッスル」は「子どもの受験のためなら、お金に糸目はつけませんわ」という「雲の上の人」のお話だったのに対して、
こちらはどちらかというと、もう少し庶民的。
子どもの早期教育にかなり熱心な人たちだが、早くから塾や習い事をさせるのには
かなりの出費が必要。それに対して余裕のある人ばかりではなく、あくせくしているのも見え隠れする。
同じマンション内といえど、住んでいる階で雰囲気が違ったりもする。
最上階に住む人は別格。教育に関する資金も別格。
また、ネットフリックスでは「社会派TVヒューマンドラマ」と紹介してあったが、
私は敢えて「サスペンス」としてみた。
ネタバレになるので詳しくは言わないが、「SKYキャッスル」と同じく、5話あたりで急に「サスペンス展開」になる。
「よもやよもや」である。
そんな中でも、「ママ友との関係性」「子育てについての尽きない悩み」「元彼に会ったなら…」など、
社会派ヒューマンには変わりないのだが。
女の愛憎渦巻くドロドロ劇場、であるけれど、考えさせられる内容であり、
目の離せない展開のドラマだった。
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私の個人的な試験を踏まえた人物紹介である。
〈イ・ウンピョ〉…大学教授を目指していて、子ども早期教育には懐疑的。しかし、プライドが高く、自尊心が強いため、子どもが馬鹿にされると俄然や る気を出す。気が強く、正義心も強くて、時々空気を読めない発言をしてしまう。(読めないのか、読まないのか…)
〈ソ・ジナ〉…天才児「アンリのママ」として、そして最上階に住み、画家としても成功していて、「別格」と周りから一目置かれている。ウンピョとは 中学からの同級生。
〈ピョン・チュニ〉…医者の妻であり、教育熱心なママたちのリーダー的な存在。ウンピョと敵対することが多々あるが、面倒見の良いところもある。
〈チョン・ジェウン〉…ウンピョの夫。私生活においては鈍感ではあるが、健康的ないい夫だと思う。刑事としては優秀で敏腕。
〈キム・ヨンミ〉…「パラサイト」「愛の不時着」のチャン・ヘジンさんが出てきたら、映像にグッと不気味感が増す。名脇役。早期教育至上主義に意義 を唱えているが、その主張が若干宗教的な空気を醸し出している。映画監督である夫がいることに対して、自負心を持っている。
〈パク・ユンジュ〉…ウンピョのいとこ。教育熱心だが、教育費を捻出するのに苦労している。明るくて娘想い。
感想
人は皆、「こうありたい」と願う自分がいる。
母親たちもまた、親である前に一人の女性であり、それぞれに願望や欲望がある。
そして、人は皆自分のことしか見えず、周りが本当はどんな人間で、
どんなことを望み、願い、欲して生きているか、本当の意味で知ることは、ない。
いつも「持っている」人間が羨ましく、恨めしく、「持っていない」自分を
恥ずかしく、疎ましく思う。
「もし私があの人だったなら」「あの時、あの人を選んでいたなら」
自分が持っているものを忘れて、ついついそう考えてしまう。
私が羨ましいと思う、あの人もそんな風に思っているのだろうか。
同じ人間なのだろうか。
そう考えることができたなら、私も少し、優しくなれる気がする。
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