何度、彼女の演技に泣いただろうか。
１話だけの出演から、シリーズでの活躍、キャリアウーマンや母親、優しいアジュマまで。
グッと引き込まれる演技に、さっぱりとした演技。
彼女の出演するドラマには名作がたくさん。
名脇役！と話題のヨムヘランさん プロフィール
名前：ヨムヘラン
デビュー作：「チェ先生」（2000年）
生年月日：1976年10月30日
身長：168センチ
出身大学：ソウル女子大学
家族：夫、娘
（Wow Koreaより引用）
元々は国語教師を目指していたんだとか…
悪霊狩猟団カウンターズ１＆２〜皆を優しく見守るアジュマ チュ・メオク
昼間は人気ククス店の店員。ひとたび悪霊が現れたら、現場にジャージ姿で現れ、
悪霊を退治する。
若い主人公ソ・ムンを優しく見守るアジュマを演じていた。
息子を早くに亡くしたお母さん。
皆が怪我をしたときに、回復させる能力を持つ。
お年だけれど、ジャージ姿に走る姿、アクションまで。
うーん、奥深い女優さん。
「椿の花咲く頃」〜夫を尻に敷く弁護士ホン・チャヨン
パンツスーツを着こなし、田舎の弁護士ではあるがやり手の女弁護士。
頼りないが尊敬されたがりの威張りたがりの夫（オ・ジョンセ）を尻に敷く。
冷たい女性かと思いきや、賢く気高い女性。
かっこいい！
賢い医師生活〜娘の看病を懸命にする姿に涙
とにかく泣ける回の多い「賢い医師生活」だが、ヨムヘランさん出演の第一話。
号泣も号泣、大号泣、必至である。
「賢い医師生活」は一話ずつが１時間以上あり、何なら2時間近くあることもあって、
ちょっとした映画のようである。
各回に泣かせる役者さん勢揃いで、
それぞれに意味あるエピソードを入れている。
ヨムヘランさんは、ここでは、ジョンウォンが勤める小児病棟で
長い間、入院し、死の淵を彷徨っているミニョンの母親。
時に厳しく医師や看護師に詰め寄ることもある、
一見するとモンスターペアレントのような登場をする。
「この薬はどうしてやめたんですか？」
「そのやり方では、皮膚に傷がつきます」
「昨日は調子が良かったんです。」などなど…
ミニョンは不幸にも亡くなってしまう。
それによって、ジョンウォンはまた「もう医師は辞めたい」と泣く
きっかけとなるのだが、
ミニョンの母親（ヨムヘランさん）の様子を見ていれば、
誰しもそう思ってしまう、と納得である。
「ミニョン、もう少し待って。お願い」と泣き、縋りついていたかと思えば、
ジョンウォンに「これ以上はミニョンを苦しめます」と言われれば、
全てを受け入れて
「ごめんね」とミニョンに謝る。
「お母さん、欲張りでごめんね」と。
そして、ミニョンを見送った後に、
ジョンウォンに静かに頭を下げる。
「ありがとうございました」と。
それによって、ジョンウォンは
「なんて自分は無力なんだ」と悲しむ。（心優しい小児科医であることが彼の魅力）
これを書くにあたり、もう一度第一話を見返したのだが、
やっぱり「賢い医師生活」はいい。
見返すほどに彼らの魅力が溢れて、笑えるし、
グッと入り込んで離さない。
感情を持っていかれて、虚脱感を感じる。
やはり、不動のおすすめドラマ第一位である。
裏ヨムヘラン？悪徳おばさん演じる「トッケビ」
ここまで紹介したヨムヘランさんは癖はあっても泣かせどころをきっちり抑えた
素敵な役どころの多い印象。
ところがどっこい「トッケビ」では主人公をいじめていじめていじめ抜く
悪徳おばさんを演じている。
主人公のお金を取ったり、ご飯を投げつけたり…
これがまた堂に入った悪徳ぶり。
申し訳ないけど、似合ってる。笑
最後には、コンユ演じるトッケビに完膚なきまでに
とっちめられるコメディぶり。
ヨムヘランさん、確かにお顔はきついので。
見たまんまの、役どころを与えられたのが「トッケビ」のおばさんかな、と。
お顔がきついから、始めは「どっち？」「いい人なの？悪い人なの？」と
思わせる役どころの多いヨムヘランさん。
「未成年裁判」での施設長も、「え、どっち？悪い人なん？」と思わせておいて、
実はいい人展開だった。
きっと「トッケビ」の頃は見たまんまだったのね。それが、演技力もあって、
「実はいい人」展開に移行したのだろうか。
いい人から悪人まで、本当に幅広い役者さんである。
おまけ？閻魔大王ヨムヘラン「サンガプ屋台」
人の夢に入って、悩みを解決するお話「サンガプ屋台」
美味しい料理が魅力の、こちらのドラマでヨムヘランさんが演じたのは、
キャリアウーマン風の閻魔大王。
きつめの化粧も、奇抜な衣装も逆にかっこいい。
そう、ヨムヘランさん、かっこいいのです。
「椿の花咲く頃」でも見せたマニッシュな感じ。
笑っちゃうぐらいかっこよくて、これもまた好きな役どころ。
ドラマ自体は、個人的には箸休めな印象だが、
美味しそうなお料理と、お酒、そしてヨムヘラン閻魔大王。
もはや、何が酒の肴かわからない。
「グローリー」での優しく明るいアジュマ（カンヒョンナム）に涙
百想芸術大賞で、ソン・ヘギョが最優秀演技賞、作品は作品賞、イム・ジヨンが助演賞を受賞するなど
話題となったドラマ「ザ・グローリー」でもヨム・ヘランさんが泣かせる演技を披露してくれている。
個人的にはヨムヘランさんに助演賞を贈りたいのだけれど。
DVを受けながらも娘のために明るく前向きに生きる女性、そして「ザ・グローリー」主人公ドンウンに
明るい優しい希望を与えてくれた女性・ヒョンナムを演じている。
顔をボッコボコにされながらも娘のために明るく振る舞う演技。
そして、笑い上戸でつい探偵になりきってしまう可愛いところのある、ドラマ内の癒し的存在。
こちらのヨム・ヘランさんも大好きである。
「マスクガール」キムキョンジャ〜怪演ぶりにもはや別人？主人公を追い詰める狂気を秘めた女
物語に対する共感度は低めだが、ヨムヘランさんの怪演ぶりを見るなら
おすすめである。
他の優しいヨムヘランさんを好きになった人からすると、ギョッとする怪演ぶりである。
ただ、ヨムヘランさんの演技として見るなら、見ておかなくちゃという作品の一つとなった。
ヨムヘランさん演じるキム・ギョンジャさんは熱烈なキリスト教徒で、女手一つで
息子を育ててきた。自分を信じ、息子を育て上げたが、ある日息子が失踪する。
息子を殺された母親として、執拗に主人公を追いかける。
その怪奇っぷりといったらもはやホラー。
怖い。怖いけど、目が離せない。
途中で主人公を追い続けるために整形手術を受けるのだが、
「いや、顔変わってませんけど…」なのだが、別のドラマのヨムヘランさんを知ってる身としては
いや、別人ですよね！！！！
となる。
このドラマからヨムヘランさんを見た人がいたら、逆に優しいアジュマの「悪霊狩猟団」をおすすめしたいのだが…
本当に別人にしか見えない…
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「マスクガール」の怪演ぶりからヨムヘランさんに入った人には必ず「賢い医師生活」のヨムヘランさんを見てほしい。
この人の演技、本当に泣けるから…。