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【Netflixほか】悪の華〜愛する人に嘘をつかれたらどうするか。夫の嘘・女の許し

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【Netflixほか】悪の華〜愛する人に嘘をつかれたらどうするか。夫の嘘・女の許し

「悪の花」
Netflix配信ドラマ「悪の花」

韓国ドラマ「悪の華」あらすじ・概要・キャスト・登場人物

タイトル悪の華
制作年2020年
キャストイ・ジュンギ、ムン・チェウォン、
チャン・ヒジン、ソ・ヒョヌほか
ジャンルサスペンス
話数全16話
脚本ユ・ジョンヒ
「悪の華」概要

「悪の華」あらすじ

金属工芸家のペク・ヒソンは警察官の妻と5歳になる娘と3人で幸せに暮らしている。

が、妻との結婚をヒソンの両親は認めておらず、冷たい。

娘の世話はほぼヒソンが担当し、妻ジウォンはそのおかげで刑事の仕事に邁進できている。

ある日、ジウォンの管轄下で「トミンソク連続殺害事件」を模倣した殺人事件が起きたことで、

トミンソクの息子、ト・ヒョンスが村長を殺害して逃亡中であることに注目が集まる。

その過程で、夫、ヒソンが実はト・ヒョンスであることを知ったジウォン。

夫は本当に殺人犯なのか。

そして、夫婦の絆はどうなるのか…。

Netflixほか「悪の華」相関図

悪の華相関図
「悪の華」相関図

Netflixほか「悪の華」キャスト&登場人物

ペク・ヒソン(ト・ヒョン)/イ・ジュンギ

出典元:Netflix

金属工芸家。愛妻家で、忙しい妻に変わって、家事育児をこなしている。

が、その正体は、連続殺人犯ト・ヒョンスの息子で村長を殺害し逃亡中のト・ヒョンス。

妻はその事実を知らない。両親は知った上で隠しているため、妻と不仲。

目的のためなら手段を選ばない。

人の感情が理解できないために、幼い頃から人から虐げられてきた。

大人になってからは自分で学習し、人の表情を真似ながら社会生活を営んでいる。

チャ・ジウォン/ムン・チェウォン

警察官を目指していた学生時代にヒソン(ヒョンス)と出会う。

ヒソンに一目惚れをする。始めは突き放されるが、そのまっすぐな性格からやがて受け入れられるようになる。

明るく、素直でまっすぐな性格。

刑事としては一つ一つ証拠を積み上げ、自分が見たものだけを信じるタイプ。

キム・ムジン/ソ・ヒョヌ

週刊誌の記者。「ト・ミンソク殺人事件」を解決していない連続殺人事件としてヒョンスの名前と共に、

週刊誌に取り上げる。ヒョンスの同級生。

ひょんなことからヒソン(ヒョンス)の工房を訪れ、ヒョンスと再会し、ヒョンスの過去を知っているために

地下に監禁される。

やがて利害が一致し、協力関係を結んでいく。

実はお人よしで、すぐにヒソンに利用されやすいところがある。

ヘスに惚れていて、彼女にいいところを見せたい、幸せになってもらいたいと思っている優しいところのある人。

演じるのは「エージェントなお仕事」のチーム長。

あっという間に殺されてしまうのかとびっくりしたが、重要な役どころで一安心。

お人よしな彼がヒョンスをついつい助けてしまったり、ヒョンスに逆らえずにいるところは

おかしみがあって、シリアスなところの多いこのドラマの中でクスリと笑える癒しの時間をくれる。

チェ・ジェソプ/チェ・ヨンジュン

出典元:Netflix

ジウォンの先輩刑事。勘や直感、洞察力、これまでの経験を大事にしているジウォンとは違うタイプの刑事。

「なんとなく匂う」「なんとなく嫌だ」というところから捜査をし、その直感に従って事件の核心をつくことがある。

第一話でジウォンと捜査方法は対立するものの、結局行き着くところは同じ、証拠を見つけていく。

ヒソンのことを「なんとなく嫌」な感じがするから、と結婚を反対した過去を持つ。

ペク・マヌ/コン・ミジャ夫妻

ヒョンスの過去を知りながら、息子の戸籍をヒョンスに譲り、ヒョンスを息子としている。

夫妻には知られてはいけない秘密がある模様。怪しい夫婦。

ミジャはすぐにかっとなり感情的に怒鳴りつけるところがあるが、実は愛情深い。

マヌは大病院の院長をしていて、対面を大事にする。

冷静に対処するが何を考えているかわかりにくい。

イ・ウチョル/チェ・デフン

ジウォンの捜査チームのチーム長。

【チェ・デフンそのほか出演作品】「愛の不時着」「カーテンコール」「おつかれさま」ほか

演じるのは「愛の不時着」や「カーテンコール」で甘えん坊の次男を演じていたチェ・テフン。

今回はキレッキレの仕事のできるチーム長。

上司と部下の間を取りもち、部下の意見に耳を傾け、時には自分も捜査で活躍するデキるやつ。

こんなんもできるんやーん。

ペク・ヒソン/キム・ジフン

ヒソンの本物。なぜかヒョンスが目覚めたら彼が寝たきりになっていた、謎の人物。

人の良さそうな感じも受けるが謎おおき人物。

母親と何かあったのか…。

物語のキーパーソンである。

ト・ヘス/チャン・ヒジン

ヒョンスの姉。幼い頃から感情が分からずに人とうまく人間関係の築けなかったヒョンスを理解し、

助けてきた。

ヒョンスも感情表現がきちんと出来ないが、姉を大切にしてきたことはわかる。

ヘスを庇っているところもある気配で、彼女もまたヒョンスの今後の鍵を握っている。

ずっと音信不通だったが、トミンソクに関する事件が立て続けに起こったことで、

ヒョンスと再会する。

「悪の華」感想〜愛する人が嘘をついていた時・それは今までのことが全部うそになるのか

以下、感想にはネタバレも含みます。ご注意ください。

ヒソンとジウォンは理想的な夫婦である。

妻の仕事を支え、家事を全部こなして、育児までしてくれる完璧な夫・ヒソン。

胡散臭いったらありゃしない

案の定、ヒソンは秘密を抱えている。

ヒソンは、本当は「ヒソン」という名前ではなく、両親も偽物で、

本当は連続殺人犯の息子・ヒョンスであり、村長殺害の容疑で指名手配中の人間なのである。

が、妻は完全に夫を信じ、偽物の義理の両親に気に入られようと必死になっている。

そんな義理の母親に対して、「ジウォンが期待しないように」追い打ちをかけろとヒソンは言う。

な、なんて冷徹な…

しかも、たまたま自分の店に訪れた記者・キム・ムジンが自分に気がつくと彼を縛って地下に閉じ込めてしまう。

サ、サイコパス!!!

二人は緊迫の時間を過ごす。

よく練り上げられた脚本〜じわじわと真相に迫っていく

この脚本がよく練り上げられていて、ジウォンが担当する事件がじわじわとト・ミンソク殺人事件に絡んでいくのだ。

第一話は全く関係のない事件だが、「夫婦の愛」についての事件。

そこでまず先輩刑事であるジェソプと捜査に対する姿勢でぶつかる。

そこでジウォンが刑事としてどんなスタンスかがわかる。そして、夫を無条件に信じられるかどうか、がテーマになっている。

第二の事件では、「トミンソク」殺人事件を模倣した殺人が起きる。

そこで俄かに、「トミンソク」殺人事件が注目を浴び、トヒョンスが逃亡中であることがわかる。

そして第三の事件ではトミンソク殺人事件の完璧な模倣の殺人が起こり、またトヒョンスを知る人物が殺されたことで、

犯人はトヒョンスではないかとの疑いが持ち上がる。

その過程で妻は、夫がトヒョンスである決定的な証拠を掴んでしまうのだ。

夫が殺人犯かもしれない、という思い。

そして何よりも、夫が自分に15年間嘘をついていたという事実に衝撃を受ける。

夫に嘘をつかれた時、あなたならどうするか、という問題

が、しかし、ジウォンは、「謝れば許す」という態度をまず取る。

「本当のことを言って謝れ」みたいな感じだ。

が、夫の方はそれに気が付かない。嘘がバレやしないかと必死である。

必死に機嫌を取ろうとしたり、嘘を嘘で重ねて、嘘がバレないようにしてしまう。

夫(ヒョンス)にはそれがわからないのだ。

ヒョンスは、幼い頃は他人の感情が理解できず、自分自身も感情を表に出すことができずに

周りから誤解を受けていた。

が、ヒョンスだけではなく、男の人で妻がなぜ怒っているのか、が理解できない人は多いのではないだろうか。

男と女、はたまた人間同士誰でもそうなのか。

相手の機嫌を取ることばかりを考えて怒りの本質に気づくことができない。

ただ、妻を怒らせたくない、とか失望されたくない、とかそんな気持ちでさらに嘘をつく。

浮気でなければ嘘をつかなきゃいいのに、と思うのに、なぜか嘘をついてしまう。

で、目が泳ぐ。

夫を理解する、ということ

ヒョンスが感情表現ができないこと、感情が理解できないこと、しかし思いやりがあること

それらを唯一、理解しているのが姉のヘスだった。

しかし、事件を追い過去のことを調べるにつれて、ジウォンもまたヒョンスという人間性を知っていく。

自分が15年間見てきた夫に嘘偽りはないのだ、と確信していくのだ。

そして、夫のこれまでの孤独を思い、夫の幸せを願う。

ヒョンスにとって、ジウォンは唯一の人生の中の光だったのだろう。

自分を虐げ、遠ざけてきた村の人たちから逃れ、初めて出会った、明るい希望。

ヒョンスはただただジウォンとの人生を守りたかったのだ。

自分の汚名などはどうでもよく、彼女とその娘・ウナとの生活が心地よく、そばにいられるだけで

やっと生きた気持ちになれたのだろう。

それも全部含めて、ジウォンは夫を受け入れていく。

おまけ〜緊迫した空気に笑いをもたらしてくれるムジンという存在

ヘスを好きなムジンが、ヘスにいいところを見せたいから、ヒョンスにも理解を示す、みたいな構図がある。

ヒョンスは元々賢く、感情については理解できない表現できないところがあるが、

他人の行動は自分の思うままに動かすところがあり、感情が表に出やすいムジンはそのカッコウの餌食と言って良かった。

この二人のやりとりは最初こそ緊迫したものがあるが、徐々に幼馴染のそれとなり、いい関係が醸し出されて良い。

「お前、そんなんじゃだめだぞ」みたいなことも、よく知っているムジンだからこそ出るセリフ。

臆病者で、卑怯なこともしてしまうムジンだけれど、心優しく、姉弟の唯一の理解者となる。

彼の間の抜けた空気。そして、ヒョンスとのやり取りが、この緊迫の続くドラマの中でクスっとした緩みをもたらしてくれる。

まとめ

ヘスとムジンはヒョンスを理解しているが、ジウォンはどこまで夫を理解できるか。

ヒョンスもジウォンにはいいところを見せたい、いい人でありたい、嫌われたくないという思いが強いため、

なかなか正直になれない、というジレンマがある。

ミステリーでありながら、夫婦間の微妙な感情のやり取りも見どころ。

夫婦の力関係が絶妙に変わっていくところも見ていて面白い。

始めこそサイコパスに見えていたヒョンス(イ・ジュンギ)がだんだんとジウォンの尻に敷かれた可愛い存在に思えてくる。

そして、真犯人が明かされていく過程がまたよくできている。

真犯人と、事件の真相に迫っていくヒョンスとの頭脳ゲームもよくできている。

私の場合は頭脳ゲームよりも、夫婦のやり取りが気になって仕方ない。

ヒョンスという人間性と、夫婦間の信頼関係…愛する人に裏切られたらどうするのか、

そういったこともよく描かれている。

ただ、夫、というかイジュンギを信じられるかどうか、である気もするのだが。

「悪の華」おすすめ商品

初めましてだったイジュンギ氏。だんだん可愛く見えてくると、イジュンギも素敵に見える。

サイコパスな演技から、徐々にジウォンに心を開く演技。

ジウォンに訴えかける演技も、父親の亡霊に怯える演技も良かった。

韓国ドラマでよく見かけるスティック型の栄養剤。

「悪の華」のものとは一緒じゃないけれど、「悪の華」にも栄養剤が出てきていた。

パウチ型の栄養剤は飲みやすくてよき。

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