イ・ジョンソク「ロマンスは別冊付録」あらすじ・概要
タイトル | 「ロマンスは別冊付録」 |
キャスト | イ・ジョンソク、イ・ナヨン、チョン・ユジン、ウィ・ハジュンほか |
配信 | ネットフリックス |
ジャンル | ラブコメ |
話数 | 全16話 |
離婚して子どもを留学させているカン・ダニは高学歴・ハイスペックにも関わらず、
ブランクによってなかなか就職先が決まらない。
住む家もなく、弟分であるチャ・ウノの家にこっそりと住んでいる。
一方でチャ・ウノはダニに恋心を抱きながらも、全く相手にされずに
ダニの幸せを願い、こっそりと身を引いた。
ダニの不幸を知る由もないまま、作家として成功し、
出版社で働いていた。
「ロマンスは別冊付録」登場人物について
カン・ダニ | イ・ナヨン | なんとウォンビンの奥様だとか。第一次韓流ブームのファンとしてはその名前が聞けるだけで感涙の極み。 そしてナヨンさん、目が大きくて、愛らしい。 |
チャ・ウノ | イ・ジョンソク | 『ピノキオ』『ビッグマウス』ほか。 |
ハン・ヘリ | チョン・ユジン | 『再婚ゲーム』にて超絶悪女・チン・ユヒを演じていた彼女。ここでは性格の良い頑張り屋のお嬢さん |
チ・ソジュン | ウィ・ハジュン | 『イカゲーム』の刑事、『シスターズ』のチェ・ドイル部長ほか |
ポンチーム長 | チョ・ハンチョル | 『ヴィンツェンツォ』の憎めない代表、『海街チャチャチャ」の元歌手など憎めない役柄の多い彼。 |
ソチーム長 | キム・ソニョン | 『愛の不時着』の人民班長が今回も愛すべきキャラクター |
ビッグマウスのキレッキレのダークスーツ姿もかっこよかったイ・ジョンソク。
ここでは人気作家という役どころから、
明るい色合いのセーターや、スーツを着てもシャツではなく
タートルを中に合わせるカジュアルな印象。うん、それもいい。
イ・ナヨンさん。初めて拝見したが、あのウォンビンの奥様…と聞いた日には
明るく健気な様子に、「性格が良さそう!」と好印象。
『再婚ゲーム」で超絶感じの悪い美女悪魔を演じていたチョン・ユジンは
ここでは性格の良い、こざっぱりした編集者。
ウノに相手にされない恋心を抱いているが、その様子も愛らしい。
『シスターズ』にてミステリアスながら何かと主人公を助けてくれるチェ・ドイルに
心奪われかけた後でみる、ウィ・ハジュンの甘い笑顔…
主人公の年齢、離婚歴、子持ちありを聞いて
フォーク落とし、吹き出す、しゃっくりというコミカルな演技も見せてくれた。
「ロマンスは別冊付録」を観ながら改めて思うラブコメの尊さ
シリアスな韓流ドラマ全盛時代を見ていた私としては
今のラブコメの登場人物たちの性格の良さに驚きを隠せない。
「冬のソナタ」でも「夏の香り」でも「なんでお前はそんな意地悪をするのか!」と
憤る場面がたくさんあった。
サスペンスものならば今もそういった人はいるが、
ラブコメというジャンルにはそういう人が出てこない。
みんな気持ちのいいぐらいに性格がいい。
チョン・ユジン演じるハリ編集者も、ウノに恋心を抱いているが
引き際は気持ちがいいし、
仕事面においても、
社内の人々の性格の良さよ。
冷徹そうに見えるコ理事すら、決して意地悪ではなく、
実はツンデレなだけ、というどっちがどうメルヘンなのかわからなくなってくる。
でも、両面あるかもしれないとも思う今日この頃。
意地悪な人もいるし、意地悪な人ばかりでもない。
人生ラブコメみたいにメルヘンじゃないよ、と言っても
悪いことばかりでもなく
悲しく辛いことの中にも笑えるようなことはたくさんあったりする。
行き過ぎた不幸が逆におかしくなってくることだってある。
私の人生にチャ・ウノという奇跡はないが、
面白くてコミカルな友人たちという奇跡ならある。
「ロマンスは別冊付録」見どころ
見どころはなんといっても
イ・ジョンソクの「ヌナ」に尽きる。
こんな可愛い弟分…そんな存在がいたらいいのに、と思わずにいられない。
娘は留学していて、バツイチ感の全くない主人公カン・ダニ。
もうメルヘンとして見るだけでいい。
「よく奢ってくれる綺麗なお姉さん」では両親が交際に大反対するという
大きな障害のあった年の差カップル展開だが、
ここでは二人とも両親が他界しており、
二人の交際を反対する人はいない。
だが、主人公はウノの気持ちには全く気が付かず、
弟として結婚相手を紹介し、
弟として彼の交際相手や交友関係を心配している。
それを全部受け入れた上でぐいぐい行かずに
始めは見守るウノ。
見守るウノもいいが、ぐいぐい行くウノもいい。
弟分として手を繋いだり、くっついたりしてくるウノもいいが、
俺は男だ〜と言って押し倒してくるウノもいい。
もちろん、ウノの年下男子っぷりを愛でるだけでも楽しいが、
そのストーリーも温かく見どころ。
出版社の人々の本を作る情熱や、苦労も描かれており、
本好きとしてはたまらない。
韓国ドラマには、本屋のシーンや詩を贈り合うシーンも
よく見かけて、その生活に文学というものが
根付いているのかな、と想像する。
本離れは全世界共通かもしれないが、
本が人生を豊かにしてくれる、ということも
全世界共通なのだと再認識する。