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【ドラマ感想】還魂〜時代劇じゃない、ファンタジーの面白さ3つの要素

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【ドラマ感想】還魂〜時代劇じゃない、ファンタジーの面白さ3つの要素

還魂ドラマ感想
還魂シリーズ感想

なぜか韓国の時代劇が苦手で、時代劇を最後まで見られたことがないのでが、この「還魂」、これも

時代劇だと思い、敬遠していたが、よくよく見てみたらどうだろう。

これは「時代劇」ではない。

「ファンタジー」なのだ。

私の中では「ハリーポッター」と「花より男子」と「精霊の守り人」を足したような…

どの辺が「ハリポタ」「花男」「守り人」なのか…以下、感想も含めてご説明したい。

まずは還魂あらすじ・概要・登場人物など

還魂概要
還魂のあらまし

還魂シーズン1あらすじ

舞台は大湖(テホ)国。そこは水源が豊富で水の気により、術を操る人々がいる。

術を使う人の中には邪術と呼ばれる、怪しげな術を使う人もいる。

中でも「還魂術」と呼ばれる術は、魂を別の体に移してしまう術だった。

死んだ息子の魂を生かそうと、別の体に移す母親…その欲望に駆られて、人は邪術を頼る。

王の元で星を見ながら、世界を司どる仕事の天附官。その官主であるチャン・ガンもまたその

欲望に抗えず、王に言われるまま、王の体と自分の体を入れ替えるという邪術に手を出してしまう。

それによって悲劇が起きる。

時は移り、世間では殺し屋「ナクス」が横行している。

その「ナクス」がついに、松林(ソンニム)のパク・ジンにより追い詰められる。

痛手を負ったナクスは還魂術を試みる。

目の前にいた、目の見えない少女の体を入れ替わり、逃げ延びようとする…。

登場人物・キャスト・相関図

還魂相関図
還魂シーズン1相関図

チャン・ウク/イ・ジェウク

名門チャン家の一人息子。王と体を入れ替えたチャン・ガンの息子。入れ替えた際にできた息子であり、帝王星の元に生まれる。

帝王星、つまり王になる運命であり、災いを呼ぶと考えたチャン・ガンは息子の気門を閉じて、姿を消す。

何の説明もなく気門を閉じられたチャン・ウクは世間では不義の子ではないかと噂されながら、あちこちで修行を積む。

気門を閉じられると水の気を操ることができないため、術士として落ちこぼれたままでいる。

気門を開けてくれる人を探している。

ナクス・ムドク/チョン・ソミン/コ・ユンジョン

ナクスの姿をコ・ユンジョンが、還魂した姿をチョン・ソミンが演じている。

ナクスは、名門四家に恨みを持ち、暗殺者として育てられた。暗殺者ナクスはあっという間に首を切ってしまうと言われるほどの

術の持ち主だが、還魂するとその力を失ってしまった。

その力を取り戻すために、ウクを弟子とし、協力し合うという協定を結ぶ。

ソ・ユル/ファン・ミョンヒョン

セボク城を守るソ家の跡取り。セジュク院の院長とは姻戚関係にある。王妃は叔母にあたる。

切れ長の目の涼しげな顔立ちは、ザ・王子様キャラ。

精進閣では成績優秀な術士として次世代を期待されている貴公子。

ナクスとは幼い頃に、ナクスが住んでいた里で出会っており、淡い恋心を抱いている。

ソ家の跡取りと知ったナクスが彼を追い出す。

ナクスに対しては恋心と、彼女の生い立ちに同情心を抱いている模様。

パク・ダング/ユ・インス

松林はテホ国最大の商団であり、その総帥であるパク・ジンの甥にあたる。ダングはその跡取り。

心優しき青年で、チョヨンに幼い頃から片思いをしている。

ウクとユルは幼馴染で、ウクのよき理解者でもある。

演じるのは「今、私たちの学校は…」でいつまでも死なずに執念深くチョンサンを

追いかけ回していたグィナムを演じていた、ユ・インス!!!

役柄が違いすぎて、観たことはあるのに誰だったか思い出せん…という状態が続く。

振り幅よ。

今回は愛らしく、正義感溢れるダング。可愛いらしい。

チン・チョヨン/アリン

チン家の次女。ウクに片思いをしていてなんとか彼と結婚しようと、ウクの弱みにつけ込んでは

婚約しようとしている。ザ・わがままなお嬢様。だけど、本当は優しい面もあり、憎めない。

チン家には神力の強い長女がいたが、行方不明になっている。

パク・ジン/ユ・ジュンサン

テホ国最大の商団/松林を率い、精進閣の総帥も勤めている。

ウクの父親であるチャン・ガンとは友人であり、彼が頑なにウクが術士として力をつけることを

拒んだために、彼もその意思を引き継ぎ、チャン・ガンがいなくなった後も彼の父親代わりとして

ウクが術士にならないよう、彼が平穏に暮らせるよう、それを願っている。

時に厳しく、しかし、本当は優しくウクを見守っている。

ウクの母親に片思いをしていたが、今はウクの守り役であるドジュに惚れている。

が、うまく表現できずにすれ違ってばかりいる。

ホ・ヨム院長/イ・ドギョン

病院であるセジュク院の院長。ソ・ユルとは姻戚関係にある。

幼い頃からウクたちを見守り、彼らを可愛く思っているので、

ウクが毒に侵された時、気門を開いてあげた。お酒好きの陽気な優しいおじいちゃん。

キム・ドジュ/オ・ナラ

坊っちゃま第一のウクの守り役。

元々はウクの母親の付き人だった。ジンに惹かれているが、ジンが鈍感すぎてヤキモキさせられていることが

多い。名家の跡取りとしてのウクを支え、面倒を見ている。

チン・ホギョン/パク・ウネ

鎮妖院の院長。チョヨンの母親。

様々な妖器を管理するものとして、王室の命令に背く力も持つ。

行方不明になった長女を探し続けている。そのことが彼女の弱みでもある。

チン・ム/チョ・ジェユン

天附官の副官主。チャン・ガンがいなくなった後の官主の座を狙っている模様。王室の横で

権力を欲している。チン家の婚外子で、ずっと蔑ろにされていたことを恨んでいる模様。

世子の術の師匠として、世子を取り込もうとしている。

コ・ウォン(世子)/シン・スンホ

王室の跡取りとして傍若無人で嫌な奴に見られがちだが、本当のところは優しそう。

ムドクにいいように扱われているおバカな跡取りに見えて、その実きちんと物事を見ている。

ムドクに惹かれているような一面も。

「ハリポタ」「花男」「精霊の守り人」要素3つ

ここが「ハリーポッター」〜精進閣と術士たち

水の気の術を扱う。その術で戦う。ここがファンタジー要素。

そして、その術を学ぶ「精進閣」にはたくさんの若者が集う。

そこに出入りすることを許されたものだけが入ることのできる「精進閣」

そこで学び、術を磨き、それぞれの特技を極める。

そしてウクはそこでの「落ちこぼれ」から始まる。

シーズン2では落ちこぼれから、国一番の術士となっているが、その変貌ぶりも含めて、

私の中では「ハリーポッター」

落ちこぼれから始まり、実は天才、国を救う逸材。この少年漫画的王道あるある設定。

精進閣もホグワーツに見えてくる。

落ちこぼれに絡んでくる、嫌なやつ3人組まで「あるある」。

どこの組織にも良い奴もいれば嫌な奴もいるのよ。

ここが「花男」〜天下四季と世子

チャン・ウク(チャン家)、パク・ダング(パク家)、ソ・ユル(ソ家)、チン・チャヨン(チン家)の

跡取りたちをして、人々は天下四季と言う。華やかな4人。幼い頃から蝶よ花よと育てられた人たち。

みんなの憧れ。そして、王家の跡取り、世子

ムドクが松林に入るために試験を受ける時、ダングとユルと世子が力を合わせて、ムドクを応援するところなんぞ、

「花男」の構図じゃん!と私には思えた。

まさにF4が牧野つくしを応援する、の図。

華やかな世界に、ムドクという使用人が一人入るところなんかも、「花男」要素。

ここが「精霊の守り人」〜全体の異国情緒感

衣装であったり、食事であったり文化的には韓国の歴史ものっぽいのだけれど、

これを「守り人」シリーズ→完全な異国・別世界と捉えてしまえば、もうそれはファンタジー。

彼らの服装も、文化もそれは完全な別世界のもの。

韓国の歴史ものが嫌いねわけじゃないけれど、最後まで見られた試しがなかったから、

これのビジュアルを見ただけで「歴史もの」だと思って回避していたが、

ああ、これは「ファンタジー」なのだ、と思ってしまえば、面白いこと面白いこと。

【王家】そして【天附官】

王家はまず、まあ一般的に王様なのだな、と理解。

王家に仕えて星々を見ながら、政局や世界を司どっていく天附官。

これは「守り人」の星読み博士みたいな感じで理解。

その頂点である官主にいたのは、国一番の術士でもあった、チャン・ガンだった。

【松林】そして【精進閣】

パク・ジンがいるのは松林(ソンニム)という大商団。これは大企業的な感じ。

松林の財をもってしてなのか、精進閣の総帥はパク・ジンが務めている。松林の管理下にある感じ。

その昔、国の窮地を救った、ソギョンが開いたのが松林であり、精進閣だった。ソギョンもまた帝王星の元に生まれたと

言われている。

【鎮妖院】

鎮妖院は200年前に、チン・ソルランが妖器を保管、鎮めておくために開いた。チン・ソルランもまた目が見えず、ソギョンの想い人であった。

以来、鎮妖院は、女主人が跡を継いできた。

危険な妖器などもあるため、王の命令も拒否できる力を持つ。

【万長会】

上記の3つの勢力とは別に、各名家が寄り集まって、重要事項を話し合う会。

こうした権力関係もまた「ファンタジー」要素満載なのである。

【還魂】おすすめポイントまとめ

かなりの主観であるが、個人的に「ハリポタ」「花男」「守り人シリーズ」と重ねて楽しんで

見られた。しかも、そこにラブもある。

ムドク(ナクス)とウクの恋愛。

ダングとチョヨンの恋愛。

そして極め付けが、ジンとドジュの中年ラブ。

これらをコミカルに、かつロマンチックに描いてくれているので、見どころ満載である。

ムドクとウクの恋愛については複雑に運命なんぞも絡んでいて、その恋愛模様、感情の持って行き場はなかなか

理解が難しい。

そこもまた楽しみの一つである。

シーズン1は20話までと長いが、その長さも感じさせないほどの出来上がり。

ムドクがシーズン1と2で演者さんが変わるのもどう言うこと?となるが、

そこがまた切ないポイントとなる。

【還魂】おすすめ商品

【還魂】OST がまたなかなかいい。切ないポイントに必ず流れる「I'msorry」やカッコよく流れる「car the Garden」。これらがまた

時代劇っぽくなくて良い。

そして、今回初めてきちんと認識したイジェウク氏。

「アルハンブラ宮殿」にも出ていたとか。まだ若くて、乞うご期待。剣を振り回す姿なんかも様になっているし、コメディタッチな演技もできるし、

いい。素敵。

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