シスターズ12話まで観終わり、最後まで面白かった。
キムゴウンちゃんの演技にも満足だし、話の展開も満足であった。
700億ウォン…つまり日本円にして70億円。
その巨額のお金をめぐっての話だったわけだが、
観終わって、やはり私はどうしても70億円を手にしたなら…を考えてしまうわけである。
インジュが巻き込まれていく事件を思うに、
「ああ、やっぱり不意に手にしたお金は手放すに越したことはない。」
「正直に、きちんと汗水垂らしてお金を得なければ、
こんなにひどい目に遭うんだ」
「私が、2億円をもらっても、きちんと警察に届けよう」
(もらうことはないけれど)
と心に固く誓った。
けれど、インジュが言うように、
喉から手が出るほど欲しいと思うその金額を前にした時、
私たちは本当に目を逸らすことができるのだろうか。
毎日毎日お金があったら、と思う生活をしている時に、
本当にそれを手放すことができるのだろうか。
それならば、私もやはりインジュと同じような目に、
あるいはもっと悲惨な目にあってしまうのだろうか。
そうしたお金に対する思いを手放した瞬間に、
お金を手にすることができるのだろうか。
最近見た韓国ドラマで言っていた気もする。
「人と同じように、お金も追いかけると逃げていく」と言うようなことを。
シスターズの中で言ってたのだろうか。
よく言われる言葉ではある。
改めて肝に銘じたい。
そして、イネのように姉たちに与えられることを
当たり前、と思わない強さ、
インギョンのように自分の正義を貫く賢さ、
インジュのように、自分よりも相手を想う優しさを
持つことが大切なのだと、
私は「シスターズ」に教わった。
ところで、実は姉妹たちを苦しめる元凶となった父ちゃん。
どこかで出てくるのでは、と期待していたが、
それは出てこなかった。
父ちゃん…もう出てくるなよ、と願うばかりだな。