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【ドラマ感想】アンナ〜見栄か虚栄心か何のために嘘をつくのか

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【ドラマ感想】アンナ〜見栄か虚栄心か何のために嘘をつくのか

アンナ
韓国ドラマ「アンナ」

Amazonプライム韓国ドラマ「アンナ」概要・あらすじ

タイトルアンナ
話数全8話(ディレクターズカット版)
ジャンルヒューマン
配信Amazonプライム(20232月現在)
キャストペ・スジ、チョン・ウンチェ、キム・ジュンハン、パク・イェヨンほか
監督イ・ジュヨン
韓国ドラマ「アンナ」概要
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韓国ドラマ「アンナ」あらすじ

イ・ユミは地方の町のテーラーの一人娘。家は貧しく、父親は年老いていて、母親は話すことができない。

幼い頃からユミは愛らしく、何でもそつなくこなすことができる。

学業が得意だが、美しいものが好きで、美大に行きたいと思っていた。

高校三年生の時、若い教師と恋に落ちたが、それが周囲にバレてしまい、教師は全てをユミのせいにした。

ユミは高校を辞めて、ソウルへ一人ひっそりと行かなくてはならなくなる。

ソウルでの学校せいかつに馴染めず、ユミは一人ソウルの街をうろつく。

勉学がおろそかになり、ユミは希望の大学に落ちてしまうが、

両親には「受かった」と言ってしまう。

それを周囲にも言い出せずに、ユミは大学生だと偽って生活を続けていく…

嘘を重ね、虚構の人生を生きていくアンナ。

彼女の行き着く先は何が待ち受けているのか。

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韓国ドラマ「アンナ」登場人物・相関図・キャスト紹介

韓国ドラマ「アンナ」相関図

イ・ユミ(ペ・スジ)

テーラーの娘で、家が裕福ではないが、幼い頃近くに住んでいた米軍の夫人に、英語やピアノなどを習う。

夫人自身、虚栄心が強く、貴族の出身であるなどと言っていたことは嘘だった。

相手に見下されないように、ポーカーフェイスが大切、といったことを教え込まれる。

美しく、何でもそつなくこなす少女に成長するユミだったが、

絵が得意ではないのに美大を目指す。

それは、「美しいものが好きだから」そして、「やると決めたことはやり通す」というプライドから。

学業は優秀だったが、高校の若い教師と恋に落ちる。

軽薄にも思えるが、彼女自身は真剣だった様子。

ところが、周囲にバレた時に教師は全ての責任をユミに押し付ける。

結果、ユミは一人ソウルの学校へ転校を余儀なくされる。

貧しいながらも父親は一生懸命お金を工面して、ユミにソウルで下宿生活をさせる。

ソウルでの学校生活に馴染めなかったユミは学校へ行かずに街へ繰り出すようになる。

結果、大学に落ちてしまうが両親には「受かった」と報告。

周囲にも言い出せずに、ユミの偽大学生としての生活が始まる。

始めこそ、一浪して勉強するつもりだったが、大学でちやほやされるうちに

大学生としての生活を楽しむようになる。

そして、カン・ジェホと出会い、一緒に留学することを持ちかけられる。

ユミは父親に頼み込み、留学資金を工面するもジェホの母親に嘘がバレて留学できず、

さらに父親が倒れて亡くなり、下宿生活もままならなくなる。

嘘を嘘とも言えずに、田舎に戻ることもできず、下宿生活もままならなくなり、

ソウルで必死に働く日々。

そして、アンナと出会う。

演じるのは「スタートアップ」のペ・スジ。

田舎から大学生活を送るときはただただ天真爛漫な若さに溢れたユミを演じ、

そして、アンナとなってからは嘘を重ね続け、どこか慎重なようでいて軽薄な、影をもつ女性を演じている。

イ・ヒョンジュ/イ・アンナ(チョン・ウンチェ)

実家が裕福で、天真爛漫に遊んで暮らしている。

ユミが就職した「マレギャラリー」の代表。特別大した仕事はしていない。

市場で安く買ってきた偽物を、高値で売っている。

イェール大学の美術学科を卒業。

母親が決めた結婚相手と嫌々結婚し、アメリカに渡る。

演じるのは、「ザ・キング」の大統領を演じていたチョン・ウンチェ。

チェ・ジフン(キム・ジュンハン)

アンナが務める大学の教授の紹介で結婚。

貧乏だったが、自力で稼いで会社を大きくする。

政治家になることを夢見ており、学歴にコンプレックスがある。

統営地方出身で、その訛りがある。

思い通りにいかないと、部下をすぐに虐げる。

独善的。

演じるのは「賢い医師生活」にてソンファに片思いをしていたレジデントさん。

あの時もあんまり好きじゃなかった…

ハン・ジウォン(パク・イェヨン)

ユミと下宿先が同じで、ユミが大学の後輩だと思い込み、あれこれと世話を焼き、

大学のいろんな活動に誘う。

記者を志望しており、コツコツと頑張る。

ユミがアメリカから戻ってきたと思い、その経歴を信じて、

仕事を紹介する。

が、やがて政治記者隣、ユミの夫を不審に思い始めると同時に

ユミのことも調べ始める。

韓国ドラマ「アンナ」感想/その魅力〜ディレクターズカット版

以下、ネタバレの可能性もあります。ご注意ください。

人は誰しも、大なり小なり嘘をついた経験があるのではないだろうか。

子供の頃から「嘘はいけない」と教わり続ける。

もちろん、嘘はついてはダメだから、嘘をつき続けるユミの人生の果てが一体どうなるのか、

きっと恐ろしいことが待っているに違いない。彼女の人生は破滅に向かっているはずだ、と

思いながら見ている。

大学生の時、恋人に嘘がバレた。

大学生活では彼女はちやほやされていて、それを楽しんでいた。

その嘘は確かに「軽薄」なものだった。

浅はかで、若くて、刹那的に楽しんでいるだけの、嘘。

嘘を本当にするために、恋人とアメリカに行くことは、彼女の人生にとって

チャンスだと思ったに違いない。

恋人と結婚すれば…と思ったに違いない。

恋人のことも本当に好きだったに違いない。

育ちの良さそうな恋人だった。

が、しかし、その嘘はバレてしまう。

そして、父親が死に、自分がいかに父親に金銭的に迷惑をかけていたかを思いしる。

頼ることのできない母親。

お金もなく、大学に入り直すこともできない。

彼女は数年間、必死になって働く。

アルバイトでしか働くことができず、朝から晩までいくつもの仕事を掛け持ちながら働く。

そして、ある日「学歴不問」のマレギャラリーの仕事を見つける。

それは、マレギャラリーの一人娘/イ・アンナの面倒をみる役目だった。

お金はあるが、品のないマレギャラリーの一家。

平気で人を見下し、雑に扱い、虐げる。

そこで彼女は、アンナから経歴と名前を盗むことを決めたのだ。

大卒、それもイェール大の美術学科という、彼女が喉から手が出るほど欲しかった経歴を。

きっと、安定した職を得られればそれで良かったのかもしれない。

しかし、イェール大という経歴は華やかすぎた。

大学の教授という職まで転がり込んでくる。

そして、実業家・チェ・ジフンとの結婚。

ジフンは地方出身で、お金はあるが、家柄はあまり良くない。

ちょうど良い、という計算もあったかもしれない。

ユミは「怠惰」だったのか

マレギャラリーの社長が、ユミに言う。

「お前たちは怠惰だ」と。すぐに休みたがる。休めないのをこっちのせいにするな、と。

ユミは大学生の時の嘘は確かに「怠惰」からくるものだった。

いっときの楽しみのために、ながされ、勉強を怠った。

その気持ちは、私にも痛いほどにわかる。

目の前の楽しいことを我慢して、勉強に勤しむことがどれほど大変か。

周りが遊んでいて、遊びに誘われたなら尚のこと。

けれど、「大卒」という嘘の経歴で働き始めたユミは私の目には必死になって努力しているように見えた

少なくとも、お金があるからと遊んで暮らしているホンモノのアンナより、必死で働いていた。

英語教室にも通い始めた。

イェール大卒、アメリカ暮らしが長い、という嘘を「本当」にするために。

予備校では何人も有名大学に合格させた。

教授になってからは授業内容も、論文も勉強した。

「大卒」は確かに嘘だった。

しかし、彼女には必死さも見えた。

その様子を見るにつれ、ユミを嫌いになれない私が生まれていく。

嘘によって追い込まれていく

大学時代は軽薄そうに見えたユミが、「大卒」という嘘の経歴を語り始めてからは、

どこか表情に憂いが生まれていく。

結婚してからは尚のこと。

政治活動をしたい夫に、表舞台に出るように言われても

自分は表に出たくない、と頑なに拒み続ける。

同じマンションに本物のイ・アンナが越してきて、その嘘がバレそうになった時、

ユミはマンション内で本物に出会さないように、エレベーターを使わずに

階段を登り続ける。

23階までずっと。

華やかなハイヒールを脱ぎ、裸足になり、一歩一歩、汗だくになって階段を登り続ける。

一体、彼女は何のために嘘をついているのか。

華やかな生活のために嘘をつくのだとしたら、一体いま、何のために

彼女は嘘をついているのだろうか。

表舞台に出たくない、と言っても、一つの嘘が、一つ一つの行動がさらなる嘘を呼び、

さらに大きな嘘になっていく。

彼女の美貌も相待って、注目度は増すばかり。

そして、夫によっても追い詰められる。

夫は自分の立候補、当選にはユミが不可欠であると判断し、どんどん表に出そうとする。

追い込まれていくほどに、ユミは美しく、気だるそうに、静かに、内に秘めたるものを持っていく。

ユミは悪女だったか

本物のイ・アンナや、夫のチェ・ジフンは貧しいものを虐げ、粗雑に扱い、見下すところがあった。

アンナはお金持ちになっても、そうなる様子は、私には見えなかった。

一瞬、思い通りにならずに八つ当たりする場面があった。

が、傲慢な態度を取り続けるようには見えなかった。

ところで、この「アンナ」はプライムビデオ内で「ディレクターズカット版」と

Coupang Play版が存在する。どこで見ても「ディレクターズ版」を推されているので、

「ディレクターズ版」を観て、観終わった後に「Coupang Play版」の冒頭シーンだけ観てみたのだが、

この冒頭シーンからして全然違っていて、

私はやると決めたことはやり通すのよ」というセリフが始めに持ってこられては、

「やると決めたことをやり通した」悪女アンナ感が強く出てしまっている。

私はそうではないと思う。

確かに、彼女のその負けん気の強さは随所にある。

が、いつの間にか、自分の意図とは別に「ここまで来てしまった」感も間違いなく、あるのだ。

その意図とは別のところに来てしまった自分を、修正しようともがく、そんな彼女の姿もまた

見どころの一つであると私は考える。

アンナ・アンダーソンという女性

物語中に、アンナが「アンナアンダーソン」について話す場面がある。

アンナ・アンダーソンとは、1920年の頃、ドイツで記憶喪失の女性で「ロシア皇女アナスタシア」ではないか、と言われ、

そう自称した女性であるらしい。

身体的な特徴なども一致したらしいが、後に否定されたらしいが、

長く、広く信奉者が居続けたとか。

そう、嘘をつき続けただけではなく、周りにそれを支持する人間がいたということ。

イ・ヒョンジュ(アンナ)の呼び名は皇女アナスタシアから来ていたらしいが、

そう、奇しくもこの「アンナ」という呼び名こそ、嘘をついてその嘘で人生が変わった女性だった。

ユミもまた、彼女だけではなく、そこに取り巻く人々も、どこか彼女に取り入り、自分の人生をそこに

乗せようとしてくる。

彼女が利用したばかりでなく、アンナを利用しようとする人々がたくさんいる。

アンナはいつの間にか、また見下されているような人生になる。

まとめ〜アンナが求めた人生とは

ユミを可愛がり、単純に心配し続けた先輩・ジウォンは社会の不条理と最後まで彼女のやり方で

戦い続けた。

嘘という武器で、自分を、社会から守ろうとしたアンア(ユミ)とは対照的に。

ずっとずっと彼女は「戦い続ける」と宣言する。

そうでありたい、と思う。

ジウォンという女性が、このドラマのただ一つの希望である。

アンナは納得し難いこと、受け入れ難いこと、それらを「嘘」によって変えようとした。

結局それは、彼女の人生を好転させることはなかった。

「嘘」をつき続ける、アンナという女性をどこか私は憎むことができない。

ペ・スジが演じる美しさもあるだろう。

けれど、初めは親を失望させたくない、という虚栄心から生まれた嘘が、

その虚栄心がどんどん広がり、正直になることができなかった。

ずっとずっと複雑になってしまった。

私たちの中にもきっとある、小さな虚栄心。

身に覚えのある、「よくみられたい」という心。

誰の心にもある、そんな気持ちを全て見透かすようなアンナという女性の瞳。

もう、ここまで来たらアッパレ、と思うしかない彼女の行き着いた先。

死ぬまで信奉者の援助で生きたというアンナ・アンダーソンのように。

最後まで、生き抜いてほしいと願ってしまう。

韓国ドラマ「アンナ」おすすめ商品

劇中のペ・スジがとにかく美しい。

本物のアンナのファッションも、ザお金持ちという派手で綺麗なファッションだが、

アンナの上品なファッションが好き。

偽物を本物に見せるコツも心得ていたり、「人を見るときに髪と靴を見る」なんてセリフには

ドキリとさせられる。

自分をどう見せれば、周りから信頼を得ることができるのか、

ということをきちんと研究し尽くしたファッションというべきか…。

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