「涙の女王」で財閥2世、ツンデレな女性を演じていたキム・ジウォン。
彼女が主演のドラマ「都会の男女の恋愛法」について感想を綴ります。
韓国ドラマ「都会の男女の恋愛法」あらすじ・概要・予告
海のそばでひと月の休暇を過ごそうとしていた建築家・パク・ジェウォン。彼はそこで一人の自由奔放な女性と
出会った。名前はユン・ソナ。
彼女の魅力にすっかり虜になったジェウォンは休暇を伸ばし、彼のそばにいることにした。
ところが、急遽ソウルに帰ることになり、彼女とまたソウルで再会しようと約束して別れたものの、約束の場所にユン・ソナは
現れなかった。彼女を忘れることのできないジェウォンは1年もの間、ずっと引きづり続けていた…。
インタビュー形式で送る、今どきの都会の男女の恋愛事情。
タイトル | 都会の男女の恋愛法 |
話数 | 17 話 |
配信 | Netflix |
キャスト | チ・チャンウク、キム・ジウォン、キム・ミンソク ソ・ジュヨンほか |
ジャンル | ラブコメディ |
Netflix韓国ドラマ「都会の男女の恋愛法」キャストex・相関図・登場人物
相関図及び人物紹介にネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
パク・ジェウォン/チ・チャンウク
建築家。会社を辞めて、親が経営する建築会社に代わる際に、ひと月の休暇をとって海辺で過ごす。
その際、自由奔放な女性ユン・ソナと出会い、恋に落ちる。
が、振られてしまい、それを1年以上ひきづっている。
【チ・チャンウクその他出演作品】「サムダルリへようこそ」ほか
イ・ウノ(ユン・ソナ)/キム・ジウォン
パク・ジェウォンの元恋人。
本当は「イ・ウノ」という名前。ソウルに戻り、「オースリー」という会社を起こし、マーケティング、イベントの運営などを行う。
実は内気で真面目な性格。
【キム・ジウォンその他出演作品】「太陽の末裔」「私の解放日誌」「涙の女王」ほか
「涙の女王」の強い女性も可愛かったけれど、強くなろうとする女性のキム・ジウォンも可愛い。
内面の強さを感じさせる演技が素敵である。
ソ・リニ/ソ・ジュヨン
ウノの幼稚園時代からの幼馴染。
バイトを掛け持ちしながら、「お金がない」とは言いつつ楽しく気ままに暮らすことが好き。
【ソ・ジュヨンその他出演作品】「浪漫ドクターキムサブ2・3」ほか
カン・ゴン/リュ・ギョンス
ウノとリニの幼稚園時代からの友人。
小説家。ウノと家をシェアしている。
優しい性格で、ウノとリニからは全く男と見られていない。
【リュ・ギョンスその他出演作品】「梨泰院クラス」「ソンサンー弔いの丘」ほか
リュ・ギョンスさん、そんなに作品数は見ていないが、存在感があって、演技が上手いなあと思っている。
こういう普通のラブロマンスも出るんだね。笑
チェ・ギョンジュン/キム・ミンソク
リニの10年来の恋人。リニを理解し、リニのためを想い、リニのために行動する。
が、本当のところはリニに定職について安定した仕事をするか、自分と結婚して
安定した暮らしをしてほしいと思っている。が、リニはそんなことを望んでいない。
ゴンとウノとも友人。
ジェウォンと従兄弟で、ジェウォンの父親の建設会社で一緒に働いている。
【キム・ミンソクそのほか出演作品】「太陽の末裔」ほか
オ・ソニョン/ハン・ジウン
ゴンの元恋人。
体育教師。性に対して奔放で、体の関係から男女の関係に入ることもしばしば…しかし、意外と純情なところも。
思ったことを何でもはっきりと口に出し、行動しないと気が済まない。
オ・ドンソク/チェ・ミンホ
ジェウォンが酔っていつも尋ねる交番の刑事。
ゴンの後輩で、ゴンがソニョンと別れた現場に居合わせたこともある。
【チェ・ミンホその他出演作品】「ユミの細胞たち」ほか
Netflix「都会の男女の恋愛法」感想
タイトルから勝手に想像して、都会の男女のフランクで、奔放な恋愛を想像していた私。
別に惹かれないかなああと思い、見ていなかったけれど、「涙の女王」のキムジウォンちゃんも可愛かったし、
見てみることに…。
蓋を開けてみれば、自由で奔放、ドライな男女関係ではなく、
人生に迷える人たちの等身大の恋愛だったことが判明。
意外と、心に響く、ラブコメディだった。
1話30分程度と時間的にも見やすく、なんとなく見始めた割にはすぐにハマって
あっというまに見てしまった。
手法としては、インタビュー形式になっていて(インタビューしている人は不明)
かつ、巧妙に?プロモーションが入ってきていてウェブドラマらしい感じだったけれど、
そのインタビュー形式も、ユンソナがなぜ自分を偽っていたか、を見せるまでの手法だと
思えば、うまい、と思った。
そして…チ・チャンウク!!!
「サムダルリへようこそ」でも確かに美形で素敵だなとは思ったものの、そこまで心惹かれなかったが、
今回のパク・ジェウォンは私のツボで、いいやん!この人!と思うに至る。
個人的に、以下のことに弱い。
①ウジウジしている人
②タートルネックにジャケット
②はともかく、①は自分でも首を傾げたくなる。
「都会の男女の恋愛法」でのソウル版ジェウォンはとにかくこれにピッタリで、
ことあるごとに、タートルネックジャケットを披露してくるので、かっこいい…と目がハートになる。
元々の美形はもちろんのこと、いかんせんタートルネックジャケットに弱い。
「トッケビ」のコンユもそういえばタートルネックジャケットであった。
チチャンウクさんのタートルネックジャケットも一見の価値はあると思う。おすすめである。
最初こそインタビュー形式で、これについてどう思うか、あれについてどう思うか、という
恋愛観が語られていくものの…ストーリー的には至ってシンプル。
誰にでも思い当たる節のある内容とないっていて、共感がよべる内容だと思う。
自信満々、自由奔放、やりたいことは何でもする、躊躇わない、好きなように生きる、
そんな女性に見えたユンソナは、実は自分に自信のないイ・ウノだった。
けれど、ひと夏の恋を経て強い自分に生まれ変わろうと決めたイ・ウノ。
惨めな自分を知っている人たちと、理想の自分を演じて、それを好きになったジェウォンとを
合わせることはできない、と思ったイ・ウノは姿を消す。
理想の自分を好きな彼は、本当の私を知ったら、幻滅してしまうかもしれない。
美しい思い出だけを胸に生きていきたい…そう思ったとしても、
何らおかしくないし、むしろ共感できる。
都会の男女の恋愛法、とあるように、3組(いや4組?)の男女が登場し、
それぞれに恋愛模様を描いている。
リニとギョンジュンの恋愛も可愛い。ギョンジュンの一途な想いがすごくいい、と
思うし、リニの気持ちは私には分かり難く、ギョンジュンに同情すらしてしまうが、そんなリニを好きになったのだから、
ギョンジュンはそれを受け入れるだけなのかもしれない。
彼女の生き方の中にギョンジュンを思いやり、彼女の人生にギョンジュンをもう少し入れてあげてほしいとも
思うのは私だけだろうか。
彼らのその後が、少し気になる終わり方だった。