ナムジュヒョクの入隊前最後の作品となったヴィジランテ。
ダークヒーローという好き嫌いの分かれる作品かなと思う。
オリジナル相関図と合わせて紹介したい。
ディズニープラス/韓国ドラマ「ヴィジランテ」概要・あらすじ
タイトル | ヴィジランテ |
配信 | ディズニープラス |
話数 | 全8話 |
キャスト | ナム・ジュヒョク、ユ・ジテ、 イ・ジュニョクほか |
ジャンル | ダーク・アクション |
制作 | スタジオn |
原作 | ウェブトゥーン「ヴィジランテ」 |
社会は、悪いことをしても法できちんと罰せられることなく、悪い奴がそのままのさばっている…
法律はきちんと弱者を守ってくれない…
そんな鬱屈した想いを抱えたキム・ジヨンは警察大学に入学し、体を鍛え、法律を勉強し、
そして巨大な悪と闘うために自らも法律を犯すことを決めた。
ダークヒーローとして、社会に蔓延る悪をなくすために…。
ディズニープラス・韓国ドラマ「ヴィジランテ」登場人物・キャスト・相関図
人物紹介にはネタバレを含む可能性があります。未視聴の方はご注意ください。
キム・ジヨン/ナム・ジュヒョク
幼い頃に母親を殺されたが、犯人はすぐに出所してきたことを理不尽に思い、大人になって警察大学に入り、
法には頼らないと決めて、出所してきた犯人を自分の手で殺める。
以降、理不尽な法律によってのうのうと生きている犯罪者を私刑によって懲らしめている。
警察大学では模範生として優秀な成績を収めており、教授にも目をかけられている。
ナム・ジュヒョクその他出演作品「まぶしくて」「スタートアップ」「二十五、二十一」ほか
これまで私が見てきたナム・ジュヒョクといえば…苦労人の若者。今回も苦労人には変わりないが、
アクションナムジュヒョクは初だった。
アクションナムジュヒョク…
これは確かに良かった。とにかく強くて、ボゴボゴ悪いやつを殴るのは「かっこいい」
チョ・ホン/ユ・ジテ
広域捜査隊チーム長。ヴィジランテを追跡する。
「今から敬語抜きで話します」が出たら、彼の独壇場が始まる。
大きな体に、首をポキポキと鳴らすと、ブルドーザーのように相手を次から次へと薙ぎ倒す。
【ユ・ジテその他出演作品】「花様年華」「スウィンダラーズ」ほか
ユ・ジテさん…「花様年華」でジニョンくんからの突然の変化についていけずに脱落した印象だった人…今回ドラマにては
実質初めまして、な人だったけれど、「花様年華」から考えたら
かなりの役作り。
マ・ドンソクを目指しているのだろうか…というぐらいに体が大きくなっている。
重機のような体からドゴーンドゴーンと音が聞こえてきそうな破壊力のあるパンチ。
「これから敬語抜きで話します」
と、言われたらその人はもう終わったと思った方がいい。
そのあとは必ず、首をポキポキっと鳴らしてから彼の独壇場が始まる。うへえ。
チョ・ガンオク/イ・ジュニョク
DKグループ副会長。
ヴィジランテに感情移入?共感をしてヴィジランテの支援を買って出ている。
趣味部屋みたいなものをもち、金持ちの道楽に見えないこともないが、
体を鍛え、戦闘能力的にも申し分なし。
チェ・ミリョ/キム・ソジン
熱意ある放送記者。赤髪が特徴。(シャンクスかよ)
事件の中から「ヴィジランテ」を見つけ出した人物。名付け親と言える。
信念を持ち、報道を行う報道記者。命を狙われても怯むことのない精神の持ち主。
正直に言って常軌を逸している。
イ・ジュンオプ/クォン・ヘヒョ
ジヨンの通う警察大学の教授。ジヨンのことを目にかけており、自身のアプリ制作などを手伝わせている。
教授として捜査にも協力する。
【クォン・ヘヒョその他出演作品】「D.P」「D.P2」ほか
ミン・ソヌク/イ・スンウ
ジヨンの警察大学友人。
ディズニープラス「ヴィジランテ」感想〜ダークヒーロー・ナム・ジュヒョク/兵役前最後の作品に選んだ問題作
法に則らずに、私刑によって悪を裁く
これはあくまでも犯罪であり、ジヨン(ヴィジランテ)のやっていることは結局法を犯していることになる。
しかし、痛めつけられた弱者にとっては、その行いはヒーローとなる。
人々は歓喜し、ヴィジランテを崇め、賞賛する。
そしてたくさんの模倣犯が現れる。
警察はその事態を由々しき事態とし、血眼になりヴィジランテを探す。
ヴィジランテを追いかけるホンは、早々に正体を見破る。
が、逮捕はしない。
ヴィジランテがしていることを否定もせず、しかし決して認めもしない。
悪を制するダークヒーローを描いているわけだから、結局のところ
それを是とする人間も否とする人間も、尋常の精神力ではいられない。
ヴィジランテを追いかける報道記者も、「普通じゃない…」
ヴィジランテに憧れて協力を申し出るガンオクも「言ってること普通じゃない…」
この人ら、全員頭おかしいんじゃないか…
という人ばかりである。
悪人もそんじょそこらの悪人ではなく、相当えげつない。
胸の悪くなるようなシーンがたくさん出てきて、ナム・ジュヒョクが主演じゃなかったら、
私は脱落していたと思う。
共感できる要素は何一つない作品だが(個人的に)、
全8話という手頃さとスピード感、そしてこれまで繊細な役どころの多かった
ナム・ジュヒョクが鍛えぬかれた肉体を披露しているところ!!!
こんなにアクションができたのね…という喜び。
決して屈さないダークヒーローの活躍は胸のすく思いがする作品である。
「ヴィジランテ」関連おすすめ商品
原作は韓国のウェブトゥーン「ビジランテ」。
ナムジュヒョクといえばキムテリの高校生姿も眩しかった「二十五二十一」。
「ヒップタッチの女王」でのパロディも話題になったけれど、やっぱり本家!(当然か)
「まぶしくて」のナムジュヒョクも好きだったな。
苦労人のに会うこと…兵役を終えてどんな作品に次は出るのか今からすごく楽しみ。