賢い医師生活イクジュン、チョジョンソクの魅力光る映画「EXIT」
我らがイクジュンの顔が見えたら思わず視聴。
「賢い医師生活」ですっかりチョジョンソクの魅力にはまった私。
チョジョンソクを見つけたら観ずにはいられない。
しかも、面白い。
「賢い医師生活」ではスーパーな肝臓外科医を演じていた彼が
この映画では就職浪人のしがないおじさん。
甥っ子には恥ずかしいからと公園で他人のふりをされるし、
親戚中から「きっといいことがあるよ」なんて励まされる。
そんな情けない男が、家族のために勇気を出して大活躍する。
情けなくてもなんでも彼のコメディアンぶりが発揮されたこの映画。
うーん、面白い。
チョジョンソク、アクションもできるのね。
アクションっていうのかな…
ムッキムキの肉体を披露する訳でも、
機敏に動き回る訳でも
悪党をバッタバッタと倒す訳でもない。
ただ、ビルを登る。
普段は、公園で鍛える不審なおじさん。笑
顔の演技が、もう、笑える。
顔を見た瞬間に笑える。
顔がむしろアクション。
![](https://asatsukihiromi.com/wp-content/uploads/2022/06/rock-climbing-2264698_640.jpg)
「EXIT」それは、妄想を現実に
街中にあるビル。
誰でも一度は想像したことがあるのではないだろうか。
「あれ、登れるんじゃね?」
ビルの窓から見える隣のビル。
一度は誰もが想像したことがあるのではないだろうか。
「あれ?隣まで飛べるんじゃね?」
え、私だけ?
今、ここで何かあったら、ここをああしてこうして、あそこに手をかけて
逃げ口は確保。で、あそこからどうやって行くべきか…
そんな誰もが(私だけ)抱く妄想を映像に具体化してくれたのが、この映画。
主人公は元山岳部。
さらにリアリティ!
いきなり私にのぼれと言われても実際には無理だけれど、
元山岳部の彼らはやってのけてしまう。
韓国の街中で有毒ガスが撒かれ、それらが充満する中、逃げ場の無くなっていく人々。
救助がなかなか来ない中、彼らはビルからビルへと移動する…
んな、ばかな…とは思う。
私はまあ、無理だろうな、とは思う。
実際にはビルの屋上でただただ救助を待つしかないだろう。
でも、万が一こんな事態になったなら…私、もっと握力鍛えておいた方がいいかな?なんて
また妄想の膨らむ、よくできたシナリオ。
![](https://asatsukihiromi.com/wp-content/uploads/2022/06/mountaineer-2100050_640.jpg)
「EXIT」ヒロイン役ユナの可愛らしさ
ヒロインを演じるのは元「少女時代」ユナ。
彼女、観たことあるなーと思ったら「ラブレイン」の彼女ね。
スッとした小ぶりの目鼻立ち。気の強そうな瞳。
全体的に小動物感があって、かわいい。
なんとも可愛らしい彼女がジャージ姿でビルからビルへと移っていく姿は
またなんとも微笑ましい。
観ていて、「ガンバって!」と応援したくなる。
情けない姿を見せるチョジョンソクに対しても、
窮地に陥って、スーパーマンと化した彼とも
対等に渡り合っていく姿はかっこいい。
うーん、本来は実生活での生活力は人生を共にする上で大切だと思うが、
確かにピンチの時にいかに頼れる人間性であるかは
重要なところ。
いざ、というときに人間性が最悪な人間は当然ノーセンキュウ。
最悪な事態でも、自分よりも他を優先させる姿は
もしそれが「吊り橋」効果であったとしても
長い人生において
「この人はあの時、きちんと私を守ってくれた」という
絶大な信頼、そして保証となる。
とはいえ、普段の人生において、早々ピンチは訪れないし、
訪れない方が良いので、
伴侶選びとは難しいものだなと思う。
![映画感想山登り](https://asatsukihiromi.com/wp-content/uploads/2022/03/note ノート 記事見出し画像 アイキャッチ-8.png)