韓国ドラマ「ハピネス」あらすじ・概要
タイトル | ハピネス |
ジャンル | 人間ドラマ、ホラー |
話数 | 全12話 |
キャスト | パクヒョンシク、ハンヒョジュ、 チョ・ウジン |
演出 | アン・ギルホ |
脚本 | ハン・サンウン |
怪我によって野球選手になることを断念した、高校生のイヒョン。途方に暮れている彼に希望を与えてくれたのが、セボムだった。
高校時代に出会った二人はそのまま何年も、友人のまま時を過ごし、警察特殊テロ隊に入ったセボムと、刑事になったイヒョンだったが、
新しく売りに出されたマンション購入のために、偽装結婚をすることに…。
そのまま穏やかに過ごすかと思われた二人だったが、ある感染症が蔓延し始める。
それに感染すると喉の渇きを訴え、人の首元に噛み付く。異常な力で襲いかかってくる感染者。
果たして、感染症の原因は何なのか…さらに隊に現れた感染者に襲われ、セボムは傷を負ってしまう…
韓国ドラマ「ハピネス」キャスト・登場人物・相関図
チョン・イヒョン/パク・ヒョンシク
高校時代、野球選手を目指していたが、怪我により絶望的に。
なんとなく気持ちが落ちて、高校の屋上にいたところ騒ぎになる。そこへやってきた同級生のセボム。
セボムに「付き合って」と言うものの、あっさり振られる。その後何年も友人として過ごし、互いに警察に入る。
イヒョンは刑事に。勘が鋭く有能な刑事。
ずっと友人関係だった二人だが、セボムの「自分の家が欲しい」という願いを叶えるために「偽装夫婦」に。
【パク・ヒョンシクその他出演作品】「サウンドトラック#1」「ドクターズランプ」ほか
同時期に「ドクタースランプ」を観ていた私。パクヒョンシクの顔が全然違う!と言うのが率直な感想である。
どちらかというとスポーツマンタイプのイヒョン。がっしりしていて、眼光も鋭い。
このパクヒョンシクも素敵。
ユン・セボム/ハン・ヒョジュ
子供の頃の事情により、2年同学年の子に比べて年上である。
「自分の家」を持つことに憧れがあり、新築マンションの売り出しに際して、点数(獲得条件)を上げるために、
結婚を考える。(マンション購入に収入面や家族構成などいろいろ条件がある模様)
その結婚相手に、高校時代からの友人であるイヒョンを選ぶ。
ところが、新人教育の最中に、我を失った状態の新人が別の新人を襲っている現場に遭遇し、
止めに入ったところ引っ掻かれてしまう。
それは「感染症」の疑いがあるとのことで検査を受け、感染していない、との診断を受けるが…
考えるより実践派タイプで、頭より体が先に動くタイプ。
【ハン・ヒョジュその他出演作品】「春のワルツ」「ビューティインサイド」「ムービング」「毒戦BELIEVER2」ほか
ハンヒョジュさん「春のワルツ」のヒロインの子だったのねえ〜20年ぶりに見て、気が付かなかった…。
ハンヒョジュさん、一筋縄ではいかない役どころばかり出ていて、お綺麗なのに、好感持てる。
大股で歩いて、カッとなりやすいタイプの好戦的な女子、ていうのがまたかっこいい。
ハン・テソク/チョ・ウジン
軍の医師研究員。新たな感染症を調べ、軍を指導している。
セボムが感染していないことを見て、セボムの同行、そして感染源かもしれないマンションを
見張る、など広がりを監視・操作している。
冷静沈着、頭がキレる、が、実は愛妻家。で、情がある面も。
【チョ・ウジンその他出演作品】「トッケビ」「ミスターサンシャイン」ほか
キム・ビョンチョルさんと似てる〜とか言われるチョ・ウジンさんだけれど、確かに似ているものの、私の中ではきちんと「別人」で
チョ・ウジンさんはチョ・ウジンさんで結構好き。
どちらかというと、キムビョンチョルさんより生真面目な空気を醸し出してるよね。
アクションも結構するチョ・ウジンさん。
キム・ジョングク/イ・ジュニョク
高校時代にイヒョンと出会い、その後警察に就職したイヒョンとコンビを組んで捜査をする。
理論的かつ回転の早い推理で捜査を進めるイヒョンについていけずにいるが、優しい先輩。
捜査の最中にマンションが封鎖され、イヒョンの部屋に居候することになってしまう。
【イ・ジュニョクその他出演作品】「ストーブリーグ」ほか
オ・ジュヒョン/ペク・ヒョンジン
セボムらと同じマンション601号室の住人。美容外科の医師だが、事情により辞めている。
家にずっといる。
自分のことばかり考えて行動する。
【ペク・ヒョンジンその他出演作品】「良くも悪くもだって母親」ほか
「よくも悪くもだって母親」のカスッカスの声をした歌手の人だよね?ああ、そういえば!といった感じ。
「良くも悪くもだって母親」では最後いい人感出てたけれど、今回はかなりヤバい人だった。
「自分のことしか考えない」という言葉以上に、自分のことしか考えていない。恐ろしい人物。
オ・ヨンオク/ペ・ヘソン
マンション1202号室住人。下層に住む住人を見下している。
マンションの代表になりたがっており、それは購入したマンションを高値で売るためになんとか
画策している。
【ペ・ヘソンその他出演作品】「ホテルデルーナ」「サイコだけど大丈夫」「カーテンコール」「生まれ変わってもよろしく」ほか
クク・ヘソン/パク・ヒョンス
602号室。弁護士。気が小さく、器も小さい男。弁護士だが、事務所を持たず自宅で妻を秘書にして仕事をしている。
肝も小さく、卑怯な男。
【パク・ヒョンスその他出演作品】「刑務所のルールブック」「賢い医師生活」「愛の不時着」ほか
卑怯者の顔立ちをされてるんだろうな〜。笑
「愛の不時着」に続き、こちらも卑怯で肝っ玉の小さい男を演じていらっしゃるのがよく似合う。笑
嫌いじゃないんだけどね。笑
シン・ソユン/チョン・ウンソン
クク・ヘソンの妻。自宅で弁護士の仕事をする夫の手伝い・秘書の役目をする。内助の功。
何かにつけて、神経質で気の小さい面を見せる夫を励まし、フォローする、人間のできた人。
ヘソンには勿体無い妻なのだが…。
【チョン・ウンソンその他出演作品】「気象庁の人々」「今日もあなたに太陽を」ほか
パク・ソユン/ソン・ジウ
502号室。セボムの隣に住む。体が弱く、学校に行っていない。
セボムによく懐く。親が外出中にマンションが封鎖されてしまい、セボムが面倒を見ることに…。
ナ・ヒョンギョン/パク・ヒボン
401号室。ウェブ小説家。正義感が強く、行動力がある。セボム達の意見に賛同してくれる。
ナ・スミン/ナ・チョル
ヒョンギョンの兄。経済的に苦しく、妹のマンションに一緒に同居させてくれるように頼みに来ていた。
気が小さく、自分勝手な兄のように見えて本当は妹想いのお兄ちゃん。
キム・セフン/ハン・ジュヌ
1501号室。最上階の住人。全身を感染予防のスーツで包み、行動する。神経質で、「地球滅亡説」を信じているような
行動をとる。引きこもりの青年。軍隊、警察、特別部隊などのTシャツを欲しがるオタク気質?
セボムには若干心を開く。
キム・ハクジェ/ホン・スンチャン
302号室の住人。妻と息子と3人で暮らす。妻に怒鳴ってばかりの偉そうなおじいさんかと
思いきや意外と妻想いなのは、昔気質の性格なのだろう。
チ・ソンシル/イ・ジュシル
302号室。ハクジェの妻。布教活動をしている。
【イ・ジュシルその他出演作品】「悪霊狩猟団カウンターズ」ほか
キム・ドンヒョン/キム・ドンヒ
302号室。息子。動画配信をして生活をしているが、親の脛齧り。
コ・セギュ/キム・ヨンウン
清掃会社の人間。マンションの清掃のために、来ていたら、マンション封鎖に遭い、閉じ込められてしまう。
金の亡者。
チ・ムンヒ/イ・ジハ
セギュの妻。清掃会社。夫と共にマンションの清掃に来ていた。
アンドリュー/イ・ジュスン
清掃会社のアルバイト。人前で絶対にマスクを外さない、謎多き人物。
韓国ドラマ「ハピネス」感想/見どころ
感想にはネタバレを含む可能性があります。未視聴の方はご注意ください!
まず…「ドクタースランプ」のパクヒョンシクと「ハピネス」のパクヒョンシクって本当に
同一人物?!
一目見た時から別人に見えるのは私だけ?!
キャラクターは全然違う。
両親ともに医者で、医者になることだけを望まれて育ってきた温和な青年(ドクタースランプ)と
野球選手を目指していたのに、断念せざるをえなかった青年(ハピネス)。
そのキャラクターの違いもあってか、体つきからまず違うのだけれど、
なんというか受ける印象からこんなにも違うのか!!!
という驚きが強かった。
「ドクタースランプ」での明るくコミカルな印象がまずこれまでと違ったのだけれど…。
「サウンドトラック」で受けた印象はどちらかというと、「ハピネス」の方が強かった。
同時期に正反対の役柄だけに、衝撃が大きかったのかもしれない。
パクヒョンシクさん、気になる俳優さんの一人です。(ていうか好き)
さて、「ハピネス」だが…
感染症→ゾンビみたいな症状なのだが、もう少し具体的で、
コロナ禍で開発された肺の薬が、コロナの薬としては認可がおりなかったが、
副作用?として、「興奮状態」=元気が出る、
という症状からサプリメントとして出回った、というもの。
その「元気が出る」というのが、つまり「痛みを感じない」ほどに興奮状態となり、
怪我をしてもすぐに治り、自我を保てないぐらいになる=ゾンビみたいな状態になる…
という非常に、ゾンビ状態が現実的にあり得そうなもの、として説明されちゃっている。
このサプリメントの副作用が、「喉が異常に渇く」「水を飲んでも渇きは癒されない」「血を欲する」
という恐ろしいものなのである。
サプリメントの副作用が、噛むと感染る、というのはあり得るのか謎だが。
サプリメントの副作用であるため、自我を保つこともできる。
発症していない状態は自分のしたことを覚えている、ということもあり、
症状を隠す人も現れる。
軍による、感染症の囲い込み、対処の仕方、なども描かれており、パニックドラマでありながら、
パニックでない平時の状態の人間心理、また徐々に追い込まれていく人間心理も描かれている。
ゾンビドラマでありながら、
ゾンビが大量に闊歩する映像は少なめで、
人間ドラマに重点が置かれていると言える。
そこがまた見どころ。
今回、コロナを経た人間の心理というものをまたくまなく描いている気がする。
そこと並行しながら、地味にセボムとイヒョンの淡い純愛も進行していくところもまた良き。
イヒョンのキャラクターもまたいい。本当はセボムのことがすごく好きなのに、それをずっと秘めていて、
すぐに突っ走ってしまうセボムを諌めながら、冷静かつ迅速に自分が対処してセボムを庇っていくところは
なんて素敵な男性なんでしょう!
「ドクタースランプ」のパクヒョンシクが可愛く魅力的だっただけに、この男っぽいパクヒョンシクがまた
魅力的なこと!同時に見られたのは良かったかもしれない。