2024年4月netflixオリジナルとして配信開始された「寄生獣ザグレイ」。
クギョファンがメインで出演とあって、観るっきゃない！！！と視聴。
感想や相関図を綴ってみました。
韓国ドラマ「寄生獣」あらすじ・概要・予告編
| タイトル | 寄生獣 ザグレイ |
| 話数 | 全６話 |
| 配信 | Netflixのみ |
| 原作 | 「寄生獣」岩明均 |
| キャスト | チョンソニ・クギョファン・イジョンヒョンほか |
| 監督 | ヨンサンホ |
突如世界中に現れた、人間に寄生し頭を乗っ取り、その体を支配してしまう「寄生獣」。
それは韓国にも現れ、人々に寄生し、組織を形成しつつあった。
韓国警察は「グレイチーム」を作り、秘密裏にその組織を追っていた。
一方、スーパーで働く身寄りのない女性スインは、ある日スーパーで絡まれた男に逆恨みされ、
帰り道、突然襲われる。
しかし、襲ってきたはずの男は何か鋭利な刃物で殺されており、自分の傷は塞がっていた…
韓国ドラマ「寄生獣 ザグレイ」キャストex・相関図
相関図及び登場人物紹介にネタバレを含む可能性があります。ご注意ください。
チョン・スイン（ハイジ）／チョン・ソニ
幼い頃に父親から暴力を振るわれ、父親を自ら通報。母親は先に家を飛び出してしまっており、
身寄りがいない。
スーパーで働きながら、慎ましく暮らしている。
ある日、寄生獣に寄生されてしまうが、自我は残っている。
ハイジはガンウが便宜上、名付けた寄生獣の名前。
ハイジはたまたま寄生したスインが瀕死の状態だったために、まず傷を治すことに専念し、頭を乗っ取ることができず、
スインと共生することを選ぶ。スインが死んでしまうと同時に自分も死ぬ運命にあるため、必死でスインの体を守ろうとする。
【チョン・スニそのほか出演作品】「花様年華」「ボーイフレンド」ほか
まだまだ出演作の少ないチョンソニちゃん。「ボーイフレンド」に出演と聞いて、記憶を探ってみたら、パクボゴムに片思いをしていた幼馴染の子！
今回、顔の半分を寄生獣にして頭をフリフリ闘う役柄だけれど、チョンソニちゃんが演じていることで、だんだん可愛らしく見えてくるから不思議。
スインに寄生しているハイジは現実主義で、その場その場で冷静に判断する性格のようだけれど、だんだんとスインに感化され情を持っていく様子も描かれている。
始めこそ弱々しい印象のスインがまた、徐々にハイジに影響を受けてか強い眼差しになっていく姿も素敵。
ソル・ガンウ／ク・ギョファン
敵対する組の組長を殺害しようとして、失敗。身を隠すために、妹と姉がいる実家に戻る。
しかし、妹が突然姿を消しており、姉は何やら様子がおかしい。
姉の行動を探るうちに、スインと出会う。
スインの意識を乗っ取っていたハイジにスインに伝言を頼まれて、関わっていくことになる。
【クギョファンそのほか出演作品】「ウヨンウ弁護士は天才肌」9話「D.P 1&2」「キルボクスン」「新感染半島ファイナルステージ」「モガディシュ」ほか
組の下っ端のチンピラ？
似合うじゃないの〜。「大物になって帰ってくるぜ」的なことを言い残し、故郷を飛び出したものの、チンピラとなり、さらには敵対する組の組長を殺すように命令され失敗、一転追われる身となる。
似合うじゃないの〜。
スインを「ここまで面倒をみたからな」と自分に言い聞かせつつ、見捨てようとしたり、スインを助けるのを手伝ってくれと言われてためらったり、
「そんなんだからお前は妹も姉も守れない」と言われ苦悩したり…そこにまたソルガンウの人間が描かれていて、いい。
妹の遺体に対面した時の、声を押し殺した演技…やっぱりクギョファンは好き！！！
チェ・ジュンギョン／イ・ジョンヒョン
「ザ・グレイ」と呼ばれる寄生獣一掃作戦を担うチームのチーム長。
夫を寄生獣に寄生され、寄生獣に対して並々ならぬ復讐心を抱く。
夫の肉体を持つ寄生獣を捉え、特別な脳波を出し互いに認識する特性を生かして、
寄生獣を誘き寄せ捉えている。
キム・チョルミン／クォン・ヘヨ
ナミル警察署の刑事。スインが父親を通報した際の担当刑事で、以来、スインのことを気にかけている。
夜道で襲われたスインの供述から、自分なりに寄生獣で結びつけて考え、いち早くスインに聞き取りにいく。
カン・ウォンソク／キム・イングォン
ナミル警察署の刑事。チョルミンの後輩だが、
初めから怪しげな動きをする刑事。
【キム・イングォンそのほか出演作品】「美男（イケメン）ですね」ほか
どっかでみたことあるな〜と思っていたら、「美男ですね」の敏腕？マネージャー！！！笑
この顔にメガネかけて、こすいことしてたはず…とか思っていたら、あのマネージャーでした。笑
ソル・ギョンヒ／ユン・ヒョンギル
ガンウの姉。脳腫瘍を患っていたはずだが、「良くなった」と言い張る。
その正体は…
クォン・ヒョクジュ／イ・ヒョンギョン
寄生獣たちをまとめるセジン教会の牧師。
人間を研究し、自分たちも組織化するべきだと主張。
韓国ドラマ「寄生獣ザグレイ」感想〜１話30分程度であっという間に見られる
クギョファンが出演と聞いて、「観るっきゃない！」と思っていたが、苦手ジャンル。
日本版原作も残念ながら読んでいないし、映画も観ていない。
でも、韓国版として普通にわかりやすく、しかも１話が30分程度で全部で６話。大変観やすいボリュームとなっている。
「人間に寄生し、人間の体を支配し、人間を食べ尽くす」という使命？を与えられた寄生獣たち。
寄生獣は普通、まず人間に寄生すると脳を食べ、その体を支配する。
体はその人のままだが、脳を食べられており、寄生されたあとは脳が怪獣？みたいな形になり、
変幻自在となり鋭利な刃物になって相手を攻撃する。
スインに寄生したハイジ（ガンウが命名）は、寄生したとき、スインが瀕死の状態だったため、
まずスインの体を生かすことを優先。結果、スインの脳を食べることはできずに、スインの意識（自我）が残ったままとなり、
またハイジが自由にその体を動かすことができるのは15分だけとなった。
そのあたりの設定も明瞭でわかりやすい。
また、「人間」を研究した結果「組織化」をすることが大切、という結果に至った寄生獣の存在や、
寄生獣に夫を乗っ取られ、並々ならぬ執念で寄生獣を追う刑事の存在、
幼い頃に父親から虐待を受け、母にも見捨てられたスインの生き様、
妹と姉と肩を寄せ合って生きてきたはずのヤクザの人生・葛藤…
働いても働いてもお金にならないことへ不満を抱えた人間の欲望…など
それぞれの人生ドラマが少しずつ描かれているのも面白い。
クギョファンが見たくて見始めたけれど、スインを演じるチョンソニちゃんも可愛らしくて
新たな発見だった。
無表情で強いハイジの時と、少しオロオロした様子のスイン。その演じ分けもよき。
徐々に強い眼差しになっていくスインも魅力的に描かれていた。
日本版を観ていないから何とも言えないけれど、韓国ドラマはこうした人間の細かいキャラクターの
描きからが本当にうまい。
寄生獣がそれぞれ、己の生きる意義、みたいなものを問うているのも興味深く、
これは日本版、もしくは原作も読んでみたいなと思った。
「寄生獣 ザグレイ」続編はある？カメオ出演にあの人
ラストまで観たら、カメオ出演として俳優菅田将暉が登場する。
菅田将暉は、「泉新一」と名乗っている。これは、原作の主人公であるらしい。
え？！日本版に菅田将暉出てるの？！
と思って調べてみたら、日本版は映画のみで、主人公・泉新一を演じているのは染谷将太さん。
菅田将暉の名前はどこにもない…こ、これはもしかして韓国版で続編ありえる？
そう。映画版の主人公・泉新一は染谷翔太が演じていて、菅田将暉版の「寄生獣」が存在するのかと思って
調べてみたが、そんなものどこにもない。
映画では高校生だった主人公・泉新一が「ルポライター」と名乗っていた…
こ、これは…菅田将暉で続編ありえる？（２回目）ていうか、クギョファンと菅田将暉の共演がありえる？？？
最終話で、「クレイチーム」に入ることになったと言っているクギョファン。
そして、クレイチーム長にコンタクトをとってきた菅田将暉（泉新一）。
これは…これは…ありえるかもしれない。
ヨン・サンホ監督はすでに続編の構想を練り始めているようで、「新一のおおまかな設定や、もし続編があるならこういう風に広げたいといったコミュニケーションを菅田さんと取りながら撮影しました」とのこと。
（シネマトゥデイより）
インタビユーでヨンサンホ監督が答えていますね！
インタビューを読んでいると、今回の出演にあたって、菅田将暉にオファーしたようだ。
続編…あります！！！（え？）
「寄生獣 ザグレイ」原作 漫画・日本版
原作は、岩明均さんの同名漫画。
1990年代に発表された人気漫画、らしい。
そして、山崎貴監督の元映画化されたのが、染谷将太主演の映画版。
こちらは原作に基づき、高校生だとか。
韓国版の最後に出てきた泉新一は、こちらから８年後という設定らしい。（インタビューより）
映画版、アカデミー賞で視覚効果賞をとった山崎貴監督の手によるものと知り、これは見てみたい！と思わせる。
映画版、原作では、主人公泉新一の右手に「ミギー」という（右手だから？かわいいな。笑）寄生獣が寄生しているらしい。
映画版では、このミギーの声を阿部サダヲさんが演じていて、かなりコミカルな感じになっているらしいから、それもまた
見てみたい！