シン・セギョンとチャ・ウヌが共演した韓国時代劇。
オリジナル相関図とキャスト紹介をしつつ、シンセギョンさんが演じる「女性像」について
私なりの感想を綴ります。
Netflix「新米史官ク・ヘリョン」あらすじ&概要
朝鮮王朝時代。女性は嫁いで夫のために尽くすのが美学とされていた時代。
ク・ヘリョンは本や勉学が大好きな現実主義。論理的で、すぐに相手にくってかかってしまう性格のク・ヘリョン(シン・セギョン)は
いき遅れていた。しかし、ヘリョンは気にしていない。なぜなら、結婚するなんて真っ平だから。
年の離れた優しい兄と一緒にいつまでも暮らしていたかった…。
街では、恋愛小説を読むことが流行っていた。特に梅花(メファ)の小説が人気でもてはやされていた。
現実主義のヘリョンは、この小説の何が面白いのかわからない。
ところが、ひょんなことからこの梅花(メファ)のふりをすることに…。
そして、そんな折、朝廷では政治の陰謀をめぐって「女性史官」を募集する動きがでた。
タイトル | 「新米史官ク・ヘリョン」 |
配信 | ネットフリックス |
放送局 | MBC |
話数 | 全20話 |
ジャンル | 歴史・ラブストーリー |
キャスト | シン・セギョン、チャ・ウヌ、 パク・ギウンほか |
Netflix「新米史官ク・ヘリョン」相関図
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韓国ドラマ「新米史官ク・ヘリョン」キャスト&登場人物
ク・ヘリョン/シン・セギョン
本を読むことが好きだが、作り物の小説には興味がない。
現実主義の、この時代にしてはかなり先進的な感性の持ち主。
縛られることが嫌いで、嫁いで家に入り夫の影に隠れるなんて真っ平。
年の離れた兄と暮らしている。勝手に史官に応募。
【シン・セギョンその他出演作品】「それでも僕らは走り続ける」「魅惑の人」ほか
イ・リム(梅花)/チャ・ウヌ
トウォン大君。世子(セジャ)の弟、王の息子。
緑嶼堂でほぼ幽閉のような形でひっそりと暮らす。
創作の物語を描くことが好きで「梅花(メファ)」名義で小説を書き、巷では人気を博す。
夢みがちな二十歳の少年といった感じ。
イ・ジン/パク・ギウン
リム(チャ・ウヌ)の兄。世子(セジャ)。王の息子。
正義感が強く、民のことを一番に考える。よき為政者たらんとする人。
年老いて政務から離れがちな王に変わって政治を行う。
リムのことを可愛がるよき兄。
ク・ジェギョン/コン・ジョンファン
ヘリョン(シンセギョン)の兄。訳あって、官職からは離れていた。
ヘリョンに隠し事があるものの、妹を心配するよき兄。
ソルグム/ヤン・ジョア
ヘリョン(シンセギョン)の世話係。
婚期の遅れたヘリョンを心配する。
【ヤン・ジョアその他出演作品】「ブラームスは好きですか」「愛と利と」「その電話が鳴るとき」ほか
ソン・サヒ/パク・ジヒョン
ヘリョン(シン・セギョン)と同じく史官の試験に応募、合格。
父親はお金儲けのことばかり考えていて、うんざり。
自分の手で成功をしたいと思い、史官に応募、さらに左議政のスパイを買って出るが…。
【パク・ジヒョンその他出演作品】「ブラームスは好きですか」「ユミの細胞たち」「財閥家の末息子」ほか
オ・ウリム/イ・イェリム
ヘリョン(シン・セギョン)と同じく史官に。
ホン・アラン/チャン・ユビン
ヘリョンと同じく史官に。
納得できないことには噛み付かずにいられない。
サンボ/ソン・ジル
リムの世話役。幽閉されるように暮らすリムのそばを離れず、
愛情深く世話をする。リムが天真爛漫に優しく育ったのは彼のおかげとも言える。
イ・テ/キム・ミンサン
現在の王。左議政の言いなりかと思いきやそうでもなく、
かといって賢く政治を仕切るタイプでもない。
リムに冷たい。
コ・イム/キム・ヨジン
大妃。先代の王の実母。現在の王とは確執がある。
リムのことを大変可愛がっている。
【キムヨジンさんその他出演作品】「ヴィンチェンツォ」「終末のフール」ほか
ミン・イクピョン/チェドクムン
左議政。(最高権力者的な?)
娘を世子に嫁がせ、政治を意のままに操る。王に対しても有無を言わさぬ態度かと思いきや、
互いにどこか探り合い。
【チェドクムンその他出演作品】「ヴィンチェンツォ」「ムービング」ほか
ソヤン・シヘン/ホ・ジョンド
史官たちの中の上司的な?奉教。
長いものに巻かれたいタイプで、下に偉そうにしてばかりのやつなのかと思いきや、
実は史官としてきちんとプライドを持った人。
そして、実は面倒見がいい。
【ホ・ジョンドその他出演作品】「イルタスキャンダル」「マイデーモン」ほか
ミン・ウウォン/イ・ジフン
史官の中の奉教と呼ばれる役職で、ヤン奉教と同じ立場と言えるが、ヤン奉教の方が先輩。
ただ、父親が左議政であるため、ミン奉教は多少のことがあっても罰せられないと思っている。
史官としてのプライドが強く、どんな権力にも屈せずに、立ち会うべき、と主張する。
真面目一徹。
嫁を亡くしてしまった過去がある。
ソン・ギルスン/ナム・テウ
史官。大きな体で割と早くから女性史官たちを受け入れる
心優しき先輩。
ヒョン・ギョンムク/カン・フン
日和見主義なところがあり、女性史官たちにも意地悪しがちな
食えないやつ。史官の仕事がきついから異動したいなんて思っている。
でも、根はいいやつ?
ソン・ソグォン/チ・ゴヌ
史官。実はクリスチャンでのちに重要な場面に出くわす。
キム・チグク/イ・ジョンハ
史官の中で最年少。女性史官たちが入り、やっと自分の後輩ができたと喜ぶ。
先輩たちの言いなりのところがあって、女性史官たちに一緒になって意地悪をするが、
心根の優しい少年。
【イジョンハその他出演作品】「わかっていても」「ムービング」ほか
ボンソクァ〜!!!いや、もうボンソクだから何しても可愛くなっちゃう。
天性の彼の魅力ですね。こんなところで見られて嬉しかったよ。ボンソク!
モファ/チョン・イェソ
西洋医学の心得をもつ。
謎おおき存在。左議政に命を狙われている。
ドラマ「新米史官クヘリョン」感想〜シンセギョンちゃんの女性像を考える
シンセギョンちゃんが演じる女性が割と好きだ。
「それでも僕らは走り続ける」で初めて見たのだが、
他のラブコメとはなんか毛色が違う。
独立心が強め。可愛い男性が相手でグイグイいっちゃうのがすごく似合う。
「魅惑の人」は相手が完全に年上の王様だったから流石にリードはしなかったけれど、
今回は10ぐらい年下の子犬。(チャウヌ)
完全に尻に敷かれている。
この時代にこんなに先進的な女性がいたのだろうか。いや、いてもいいかもしれない。
変わりつつある時代背景と、初の「女性史官」という題材。
それを鑑みてのクヘリョンという役柄はよく考えられている。
一見、ミン奉教と恋愛に発展する方が自然な流れなのでは…?なぜに
大君との恋愛設定にしたのだろう???と疑問が湧く瞬間があった。
徐々に話が進むにつれ、過去の事件や、大君の出生の秘密なども明らかにされる展開となり、
なるほど、そういう関係で二人は繋がっていたのか、と納得。
こうした流れの中のシンセギョンちゃんが演じるクヘリョンという役柄は魅力的だった。
なんせ、自分からキスしちゃうし。笑
チャウヌがまた子犬感たっぷりでシンセギョンちゃんのような年上女性からグイグイ来られるのが
よく似合う。
クヘリョンだけにとどまらず、初の女性史官というだけあって、みんな独立的。
時代劇という中で新しい女性像を論じられるのは面白かった。