チョン・ヘインがラブコメ?!
「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」もどちらかというと、社会問題をふんだんに扱った
重めのラブストーリーだっただけに、ラブコメのイメージが私の中ではあまりない、チョンヘインくん。
でも彼の顔立ちは、ラブストーリーむきじゃん?
そして、お相手は「還魂」のチョンソミンちゃん。
キャストやオリジナル相関図とともに感想をご紹介します!
Netflix「となりのミスターパーフェクト」あらすじ&概要
チェ・スンヒョとペ・ソンニュは家が隣同士かつ、母親同士が友人の
幼馴染。小さい頃は一緒に暮らすように、成長してきた。
ソンニュは大学から韓国を離れ、アメリカの大企業・グレイスに就職。
スンヒョは韓国を代表する建築家に。
二人の母親はそれぞれ我が子を自慢しあっては張り合っている。
ある日、ソンニュがアメリカから戻ってきた!!!
久しぶりに再開した二人…果たしてソンニュはどうして戻ってきたのか。
二人の恋の行方は?
タイトル | 隣のMr.パーフェクト |
韓国放送局 | tvN |
話数 | 全16話 |
ジャンル | ラブストーリー・ヒューマン |
演出 | ユ・ジェウォン |
脚本 | シン・ハウン |
配信 | Netflix(2024年9月現在) |
キャスト | チョン・ヘイン、チョンソミンほか |
韓国ドラマ「隣のミスターパーフェクト」キャスト&相関図
ペ・ソンニュ/チョンソミン
成績優秀で、奨学金をもらってアメリカに留学。その後、大企業のグレイスに就職。
折々で、母親に贈り物をする孝行娘の長女。
もうすぐ国際弁護士の韓国人と結婚する予定だったが、突然の帰国。
そして、グレイスを退社。一体、彼女に何があったのか…。
【チョンソミンその他出演作品】「還魂1」ほか
チェ・スンヒョ/チョンヘイン
ソンニュの幼馴染、家が隣同士。
容姿端麗、かつ韓国の建築大賞をとるほどの腕前の建築家。
大手建築会社に勤めていたが、この度独立。
細部まで妥協を許さず、建築への強い想いを持っている。
不在がちの母に代わって、ソンニュの母親に幼い頃から一緒に育てられたため、
ソンニュの母親を「イモ(母方の叔母さん)」と呼ぶ。
【チョンヘインその他出演作品】「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」「ユ・ヨルの音楽アルバム」「刑務所のルールブック」「D.P.脱走兵追跡官」ほか
整った顔立ち、甘いマスク、育ちの良さそうな顔なのに、なぜかいつも苦労をしているイメージのチョンヘインくん。
その甘いマスクゆえにラブコメじゃなくても一目で好きになってしまうけれど、
今回はまさに育ちのいい役どころ。
育ちはいいけれど、苦労はやっぱりしている…複雑な家庭環境に切ない過去。
でも、ソンニュに明るく振り回されてきた関係性はヘインくんを可愛く見せてくれる。
チョン・モウム/キムジウン
ソンニュとスンヒョの幼馴染。
救命士。スパイダーマンが好き。スーパーヒーローに憧れを持つ。
スンヒョの気持ちに気がつきながら生ぬるく見守っている。(面白がっている)
カン・ダノ/ユンジオン
新聞記者。モウムと偶然出会う。かつ、モウムの母親の不動産の紹介でヘルン洞に住むことになった。
優しくて、目の前の困りごとに一つ一つ、誠実に対処しようとする。
実はシングルファーザー。
過去に、韓国水泳選手だったスンヒョを取材したことがある。
【ユンジオンその他出演作品】「偶然かな。」ほか
「偶然かな。」は完全に自己陶酔型のないわーってやろうだったけど、
今回のユンジオンさんは素敵だった。「干潟マン」は私もかなりの好みだわ。
スーパーマンってこういうこと、と教えられた
ナ・ミスク/パクジヨン
ソンニュの母。外交官の仕事をして海外を飛び回っていた友人・ヘスクに代わり、
スンヒョを我が子のように育てていた。
おおらかで優しい性格だが気が強く夫に当たりが強い。負けず嫌い。
若い頃は美人で勉強もできたが、何者にもなれずお金の心配ばかりする日々。
でも、娘が優秀で大企業に勤めていることを誇りに思っている。
【パクジヨンその他出演作品】「赤い袖先」「シスターズ」「悪鬼」「LOST人間失格」ほか
ペ・グンシク/チョハンチョル
ソンニュの父親。近所で食堂を営む。
若い頃はホテルのシェフや大きなお店を持っていたこともあったが、徐々に規模が小さくなって
家族にお金の心配をかけるようになったことを、気に病んでいる。
心優しいお父さん。ミスクに毎日叱られながらも、ミスクを愛する夫でもある。
【チョハンチョルその他出演作品】「智異山」「ヴィンチェンツォ」「海街チャチャチャ」「財閥家の末息子」「京城クリーチャー」ほか
ソ・ヘスク/チャンヨンナム
スンヒョの母親。外交官で海外を飛び回っていたが、今は任期が空いて韓国に滞在。
ずっと不在がちだったため、家族とはなんだかギクシャクしている。
フランス語が堪能で、ちょいちょいフランス語を挟む。
ミスクとは高校時代からの仲良しで「スク姉妹」と呼んでいる。
【チャンヨンナムその他出演作品】「サイコだけど大丈夫」「イルタスキャンダル」「魅惑の人」ほか
チェ・ギョンジョン/イスンジュン
スンヒョの父。救急外科の教授。
急に妻と息子が、家に戻ってきてなんだか心許ない。
不在がちだった妻とどう接していいかわからない。
【イスンジュンそのほか出演作品】「力の強い女カンナムスン」「無人島のディーバ」「ドクタースランプ」「ヒエラルキー」ほか
ペ・ドンジン/イスンヒョプ
ソンニュの弟。自由奔放で姉に怒られがち。
現在、ジムのトレーナーを目指して働いている。
姉と比べられ出来が悪いと言われて育ってきた。
【イスンヒョプその他出演作品】「ソンジェ背負って走れ」ほか
ト・ジェスク/キムグクスン
スク4姉妹のメンバー。モウムの母親。
不動産業を営む。さばっとした性格で、ミスクたちの諍いをぬるっと見守っている。
さすがモウムの母親というべきか、何かにつけ面白がっている様子がある。
【キムグクスンその他出演作品】「ヒーローではないけれど」ほか
パン・インスク/ハンイェジュ
スク4姉妹のメンバー。
息子がいるようだが…まだ登場していない。
唯一ヘルン洞には住んでいない。
ユン・ミョンウ/チョンソクホ
アトリエインを、スンヒョと一緒に設立。共同代表を務める。
双子が生まれたばかりで、育児にも経営にも追われている。
スンヒョの天才肌を陰で日向で支える、大学の先輩。
【チョンソクホその他出演作品】「未生ミセン」「智異山」「ユミの細胞たち2」「キングダム」「ムービング」「支配種」ほか
大好きチョンソクホさん。彼が出てきたら「疑え」が私の鉄則だけれど、今回はほのぼのストーリーの中の
ほのぼのキャラクターっぽい。
嫌な役もするけれど、憎めないキャラクターチョンソクホさん。
真っ白な部屋で双子の相手をしているキャラは素敵!
イ・ナユン/シムソヨン
スタジオインの職員。スンヒョに憧れている。
が、結構言いたいことはズバズバ言うし、公平な物の見方をする。
チャン・テヒ/ソジヘ
スンヒョの元恋人。
大学の先輩。
【ソジヘその他出演作品】「愛の不時着」
「愛の不時着」のダン以来初めて見たもんだから、なんだか新鮮!
カン・ヨンドゥ/シムジユ
公園でミステリーサークルを探していて、モウムと出会った。
しっかり者の女の子。
実はダンホの娘。
「隣のMr.パーフェクト」カメオ出演
ノユンソちゃん
ノユンソちゃんがカメオ出演して湧く日が来たんだなあと思うと感慨深い…(となりのおばさん)
イボンリョンさん
第1話に葬祭ディレクターとして登場。
イボンリョンさん、好き。
「となりのMr.パーフェクト」感想〜タイトルに違和感あり?
ネタバレにご注意ください。
「となりのミスターパーフェクト」韓国では「お母さんの友達の息子」?
「となりのミスターパ=フェクト」というタイトルからは
かなりラブコメが溢れている気がする。
事実、チョンヘインが演じるチェ・スンヒョは
優しくて顔も良くて頭もよくパーフェクトだ。
けれど、その内実はというと、「母親同士が友達」というところに
かなりの焦点が当てられているように思う。
実際に、話の途中にはペソンニュ(チョンソミン)の母親であるミスク(パクジヨン)や父親のグンシク(チョハンチョル)の
人生への葛藤や、チェスンヒョ(チョンへイン)の両親の関係性もふんだんに出てくる。
壮年を迎えた彼らはまだまだ人生に悩み、人間関係がうまく行かず悩んでいる。
時には自分の理想を子どもに押し付け、その罪悪感に苦しみ、また娘の将来を心配して
思いの外強く言葉を発してしまったり先走った行動をする。
なんだ、単なるラブコメじゃないの?と途中戸惑ってしまう。
うん、単なるラブコメじゃない。
彼らのただの幼馴染が恋仲になりましたストーリーではない。
彼らの親同士が親友、というところがやはり最大の観点なのだ。
若い頃から仲は良くても、ちょっとマウント取り合ったりする人、いるよね。
結婚相手が誰だとか、結婚生活とか、そして我が子自慢になったり…
そんな関係性の中にいる二人の物語なのだ。
だからオンマチングアデュルが適したタイトルだとやはり思うのだ。
複雑、面倒。でも、それも家族
ソンニュ(チョンソミン)は、母親の期待に応えるべく、幼い頃から勉強に励んできた。
自分が本当に好きなものは何かも考えず、ひたすら母親に褒められたい一心で。
病気がちの弟(イスンヒョプ)は何度失敗しても許されるのに、
自分の挫折も挑戦も許されない。
こんな母親どうよ、と思うけれど、この母親の心情を否定しきれない自分もいる。
子どもの自由にさせてあげたいと思いつつ、
優秀な我が子が誇らしいという自分のエゴ。
お金の工面に追われる日々。でも我が子が成功すれば、それは
自分の成功であるかのように思ってしまう…。
我が子の幸せを願う自分。でもその幸せの尺度はあくまでも自分。
このソンニュの母親(パクジヨン)は実に人間らしいと私は思う。
魅力的とは言い難いにしても、実に人間らしい。
私も、実は…と言いたくなる。心が痛い、耳が痛いシーンはたくさんあれど、
それならば、人のふり見て我がふりなおせ、と自分に言い聞かせるのだ。
最終的には娘も息子も夫も丸っと受け入れる懐の深いお母さんなんだけどね。
そこに至るまでの葛藤もまた、人間らしいドラマの一つだった
家族だけじゃない、サブカップルも実に魅力的
今回、サブカップルとしてモウム(キムジウン)とカンダノ(ユンジオン)が描かれた。
モウムは幼い頃からヒーローに憧れる救急隊員。
ダノは、幼い娘と二人で暮らす新聞記者。
モウムにとっての恋慕の対象は、スーパーヒーローであり恋愛などこれまで一度もしたことがない。
いつも隣にいたソンニュ(チョンソミン)に明らかに片思いしているのに、
全然くっつく気配がないチェスン(チョンヘイン)の二人をもどかしいような
面白いものを見ているかのような、そんな様子で眺めていた。
そんな彼女の前に現れたのは、我が身を犠牲にして周りを率先して助ける「干潟マン」。
彼は決して強いわけでもないのに、自ら動くことを厭わない。
モウムは彼の背中を見て、「そうか私が求めるヒーロー像とはこれか」と気が付く。
そして、その姿がダノなのだと気がついた時、彼女は一瞬にして恋に落ちる。
この過程がすごく可愛らしい。
ダノはダノで、自立していて、いつも颯爽と周囲を助けるモウムを頼もしく、
好ましく思って見ている。
最後は南極にまで行っちゃうモウム。モウムとダノの娘(シムジユ)とのやりとりも、またモウムの母親(キムグクスン)との
やりとりも大変微笑ましくて
癒される。
とはいえ、やっぱりチョンヘインとチョンソミンのラブコメを見られて嬉しい。
なかなかくっつかない二人だし、途中はソンニュ(チョンソミン)の元婚約者が
実はそんなに悪いやつじゃなかったとかも判明して、
ラブ展開が足りない〜とヤキモキしたが、
ラスト2話では、たんまりじっくりと二人のその後も描いてくれて
総じて満足である。
いつもは苦労しがちなチョンヘインくんが、今回親の愛情には
恵まれない幼少期を過ごしているものの、
素直で可愛らしい子役と成長を見せてくれ、
コミカルな演技で和ませてくれた。
ずっと幼馴染だったのに、らぶ展開大丈夫?と心配していたけれど、
そこはそれ、ソンニュにぞっこんなチェスンは、もう30年分の愛情を
ソンニュに注ぐという愛らしさ。
いいね。いい。こんなヘインくん、待っておりました!!!
となりのミスターパーフェクト関連おすすめ商品
「ビーマイラブ」。
なぜにバングル?と言うのは最後、伏線回収なわけだが、
私は勝手に料理人だからかと思った。違ったみたい。
「ビーマイラブ」のリングも普通に可愛いんだけど。
今回も商品をたくさんぶっ込んでた、韓ドラ市場。
日本ではNGなんだけど、不自然な時もあるけど、確かに気になる時は気になるんだよね〜