ネットフリックスドラマ「聖域」概要・あらすじ・登場人物
タイトル | 「サンクチュアリ〜聖域」 |
キャスト | 一ノ瀬ワタル、忽那汐里、染谷将太、 ピエール瀧、小雪ほか |
話数 | 全8話 |
ジャンル | スポーツ・ヒューマン |
お金を稼ぐために角界に入った清は、伝統を重んじる相撲を舐め切っている。
親方の言うことも、先輩力士の言うことも何も聞かず、
やりたい放題。
同じ頃、政治部から異動になり、イヤイヤ相撲担当になった記者・国嶋は、
誰の言うことにも屈しない清の相撲に興味を持つ。
小瀬清・猿桜/一ノ瀬ワタル
父親が借金で寿司屋を潰し、母親はそれをきっかけに身持ちを崩す。借金を返済したくて、お金のために
角界に入ることを決める。
体格には恵まれており、喧嘩っ早いが、稽古は真面目にしない、先輩の言うことも親方の言うことも
聞かない問題児。
が、その破天荒な相撲は人を魅了する魅力がある。
素行は悪く、どうしようもない性格だが、優しい面もあり、父親想いであったり、避けられがちな静内にに対しても
偏見なく接することができる。
【一ノ瀬ワタルその他出演作品】「インフォーマ」
小瀬浩二/きたろう
清の父親。真面目で優しく、身持ちを崩した妻に強く言うこともできずに、借金で寿司屋を潰した後も
警備員の仕事をしながら貧しく働いている。
清の根の優しは彼からきているのかも…
小瀬早苗/余貴美子
浩二が寿司屋を潰したことをきっかけに身持ちを崩し、自由奔放に生きている。
借金をあちこち作り、恋人を次から次へと作り、清を苦しめている。
えげつない…本当に。そらあグレるよな、という母親を熱演してらっしゃる。
国嶋/忽那汐里
政治部から異動になり、イヤイヤ相撲部に配属されている。帰国子女で「伝統」や「女人禁制」といった角界の伝統に
対して反感を持っている。が、自由奔放な清の相撲に興味を持ち始める。
清水/染谷将太
相撲が好きで力士になったものの、体格に恵まれず練習についていくことができない。
体格に恵まれ、才能を持つ清に対して憧れと理解を示す。
後に呼び出しとして、猿将部屋付きとなる。
演じる染谷将太はやっぱり演技が上手いのよ〜ちょっと瞬きに癖がある清水を自然に演じている。
猿桜の相撲に魅せられて、稽古から逃げようとする猿桜を引き止めるなど重要な役どころ。
猿将親方/ピエール瀧
清の体格の良さを買って、力士にスカウトする。
稽古を真面目にせず、土俵でもふざけた態度ばかりの清に厳しく接するが、
清の相撲に「胸が躍る」と言い、魅せられている人間の一人である。
花(猿将部屋女将)/小雪
相撲協会理事長の愛人の娘であり、可愛がられているので角界に発言力を持つ。が、普段は出しゃばることなく、猿将部屋を
支えている。
静内/住洋樹
デビューから無敗連勝記録を持つ新人。頬に火傷があり、圧倒的な体格を持つために異様な空気感を持って
他を圧倒している。悲しい過去をもち、業を背負っている。
龍貴関/佳久創
龍谷部屋・龍谷親方の息子であり大関、角界のプリンス。
名門の出であり、横綱へのプレッシャーがある。
重責に耐えかねている。デビューからの無敗記録をもつ静内を意識している。
父親は元・横綱、名門の出身という力士が抱えるプレッシャー。
佳久創さん、どこかでみたと思ったら、「ノーサイドゲーム」の人。元ラガーだけあって、
体格のいい力士も引き締まった感じで貫禄を持って演じてらっしゃる。
龍谷親方/岸谷五朗
名門・龍谷部屋を率いる堅物。息子に厳しく接し、多大なプレッシャーを与える。
伝統を重んじる。
犬嶋親方/松尾スズキ
現役時代から猿将に勝つことができず、大関どまりになってしまったことを根にもち、
何かというと猿将部屋を目の敵にしては邪魔をしたり、部屋を潰そうとする。
猿谷(えんや)/澤田賢澄
猿将部屋の一番兄弟子。怪我に苦しむ元小結。兄貴肌で皆に対して背中を見せて指導をする力士。
猿桜の才能を買って、稽古の際に目をかけてやるがなかなか猿桜はいうことを聞かない。
猿空(えんくう)/石川修平
猿谷を慕い、猿谷の背中を追いかける。猿谷が猿桜を気にかけるために、猿桜のことが気に食わない。
猿河(えんが)/義江和也
猿桜を何かというといじめるいじめっ子体質のやなやつ。
猿岳(えんがく)/小林圭
ナルシスト力士。
髙橋/めっちゃ
猿河の腰巾着。
石原/菊池宇晃
猿桜と同時期に猿将部屋に入った新人力士。
七海/寺本莉緒
キャバクラで猿桜と知り合う。同郷ということで、デートを重ねるなど接近するが、
裏がありそうな感じ。
ネットフリックスドラマ「サンクチュアリ〜聖域」感想〜下品なシーンは多いが、総じておもしろし
始め(3話ぐらい)は下品なシーンが多くて、目を背けたくなる、もしくは
もう見るのやめようかな…と思うところが多かった。
日本のドラマって不必要な下品なシーンが多くて困る。
その下品なシーン、必要?ともう一度考えてほしい。
が、全体としてキャラクター設定や作り込まれた世界観は見応えがあって
面白かった。
一ノ瀬ワタルが演じる猿桜というキャラクターも、どうしようもない問題児なのに、
なぜか目が離せない…という魅力を十分にたたえていて、良かった。
元力士という役者の方も多く、また、メイキングで見たのだけれど、
稽古にものすごく時間をかけていたようで、相撲シーンの見応えのあることと言ったら!
「角界」「相撲」「力士」という独特の世界観は日本でしか撮れないわけで、
これをここまで時間と労力をかけて撮り切った製作陣に拍手を送りたい。
また、猿桜の前に立ちはだかる静内という圧倒的ライバルの存在感。あれを演じ切る、そして
演出しきるのも素晴らしい。
さらに、猿桜・静内・龍貴関それぞれが抱える
「なぜ相撲を取るのか」という、それぞれが背負う「業」をきちんと描き切っているところも
スポ根ドラマとしてよくできている。
強いだけじゃない、なぜ強いのか、なぜ強くあるべきなのか、
人間ドラマがよく描かれていて、
4話目以降は面白く観られた。
相撲部屋のセットも作り込んで撮影に挑んだようだが、もうすぐ壊されると
メイキングで言っていた…え?シーズン2はないの?
あっても良さげな終わり方だったけれど…でも、あの終わり方だからいいんだろうな。
一ノ瀬ワタルさん。元格闘家とあってその体格も素晴らしく、今後が楽しみな役者さん。
「相撲」と言えば両国国技館のある浅草