韓国映画「スマホを落としただけなのに」あらすじ・概要/登場人物
タイトル | スマホを落としただけなのに |
オリジナル版 | スマホを落としただけなのに/日本 (2018年) |
原作 | スマホを落としただけなのに/志駕晃 |
キャスト | チョン・ウヒ、イム・シワン、キム・イェウォン、 キム・ヒウォン、パク・ホサン |
配信 | Netflix |
監督 | キム・テジュン |
ジャンル | ミステリー・サスペンス・ホラー |
時間 | 1時間57分 |
「スマホを落としただけなのに」あらすじ
主人公のイ・ナミは酔っ払った帰り道、スマホを落としてしまった。
それを拾ったジュニョンは、自分の素性を隠しながら、スマホを自身の修理店に誘導し、
スマホからあらゆる情報を抜き取り、
ナミの生活を脅かしていく。
「スマホを落としただけなのに」登場人物・キャスト
イ・ナミ/チョン・ウヒ
物語の主人公。スタートアップ企業のマーケターをしている。
ある日、酔っ払った帰り道、バスでスマホを落としてしまう。
演じるのは「恋愛体質〜30歳になれば大丈夫」のチョン・ウヒ。
元気があって勝気な性格。
ジュニョン/イム・シワン
ナミのスマホを拾う。スマホの情報からナミの生活を全て把握し、書き出し、操っていく。
スマホ修理の店を営む。
演じるのは、「ミセン」や「それでも僕らは走り続ける」のイム・シワン。
「非常宣言」でも殺人鬼を怪演していたが、今回も不気味な役。
イ・スンウ/パク・ホサン
ナミの父親で、カフェを営む。ナミの母親は亡くなっており、ナミを心配するよき父親。
郊外に一人暮らし。
演じるのは「刑務所のルールブック」で滑舌悪いカン・チョルトゥを演じていたパク・ホサン。
ウ・ジマン/キム・ヒウォン
刑事。山の中で遺体が見つかり、その段階で、自分の息子・ジュニョンが怪しいと踏む。
行方知れずになっているジュニョンの捜索を始める。
演じるのは「コンフィデンシャル共助」でヒョンビンとバディを組んでいたキム・ヒウォン。
ウンジュ/キム・イェウォン
ナミの親友。
演じるのは、「君は私の春」で主人公の親友を演じたキム・イェウォン。
「スマホを落としただけなのに」韓国版〜感想〜イム・シワンの不気味さ
日本版との比較
Netflix韓国版を観るにあたり、日本版が未視聴だったので、
どうせならオリジナル版を観てからにしようと思い、
日本版(北川景子版)を視聴してから、視聴開始。
日本版はオリジナルなので、それ以上でもそれ以下でもない。
ストーリー展開も全く違うので、比べる必要性はない。ネタバレにもならない。
オリジナル版は殺人犯が誰かわからない状態だったが、
韓国版は早い段階からイム・シワンが犯人だとわかっている。
なんなら番宣の時期から、イム・シワンが犯人役なのがわかりきっている状態での
スタートだった。
イム・シワン演じる犯人の不気味さ
犯人がわかっている状態ながら、イム・シワンが演じる犯人が
どうやってナミのスマホを操り、どうじわじわと攻めていくのか、
その恐怖感と言ったらない。
イム・シワン演じる犯人は、最初から静かである。
そこに猟奇的な空気や言動は見受けられない。
普通に生活していて、食事もきちんととり、家も綺麗にしていて、
「普通の人」にしか見えない。
その温度、熱量で犯罪を犯す
それが何よりも怖いのだ。
なぜ、殺人を繰り返すのか
こうした殺人の話を見る時、その犯罪者がなぜ殺人を犯すのか、
その動機は気になるところである。
生まれ、育ち、彼がそうなってしまったことには理由があるはずだ、
理由のない犯罪ほど怖いものはない。
そう、イム・シワン演じるこの殺人鬼は殺人自体を楽しんでいる。
しかも、狂った感じにではなく、
「普通に」楽しんでいるようにしか見えない。
スマホ一つで何でもわかるんだ
だから、それを利用しなくてどうするんだ、みたいなセリフを言う
もう、そんな犯罪者に捕まったらお手上げでしかない。
結局、彼の生い立ちは不明のままである。
彼が大声をあげて訴えたものも、彼のものかどうかすらわからない。
この、独特な空気感。イム・シワンにしか醸し出せないかも知れない。
イム・シワンという役者の魅力
「ミセン」のイム・シワンは懸命に懸命に、貪欲に、真面目に
実直に、率直に、不器用に生きている青年だった。
そんな彼が愛らしく、好感を持って、ただただ応援していた。
そんな彼が演じる「それでも僕らは走り続ける」の元陸上選手は、
汚れがなくてただただ無垢な青年だった。可愛くて可愛くて何時間でもみていられる、
そんな生き物だった。
そんな彼が「非常宣言」に続き、殺人鬼を演じている。
みたい、みたくない、みたい、みたくない…
でも、見てしまうのは、どことなく彼の空気感が独特で、
わかるのだ、想像もつくのだ、殺人鬼を演じる彼が。
どこか、この世のものでないような、どこか浮世離れした、
イム・シワンが持つ独特の空気感が、ある。
血だらけになっても、猟奇的でも、顔がぼこぼこになっても、
映画が終わってしまえば、嫌悪感をさらりと交わしてしまう
魅力がある。
また、見たくなってしまう、そんな魅力を持っている。
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こちら。まだ見ていないので見てみようかと思う。
このイム・シワンは本当に癒される。
なんだろう…イムシワンのプロモーションビデオかと思うぐらいに、可愛さが溢れている。
この殺人犯イム・シワンを見てからの癒しイム・シワンもまたいいかも知れない。