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【ドラマ感想】ディズニープラス「愛してると言ってくれ」感想・あらすじ・登場人物・キャスト・相関図〜日本版リメイクとはいえベツモノとして楽しむ

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【ドラマ感想】ディズニープラス「愛してると言ってくれ」感想・あらすじ・登場人物・キャスト・相関図〜日本版リメイクとはいえベツモノとして楽しむ

ディズニープラス「愛してると言ってくれ」

1995年に常盤貴子と豊川悦司主演の「愛してると言ってくれ」が放送され、大ヒットした。

二十年の時を経て、韓国版リメイクとして放送された「愛してると言ってくれ」について

感想をご紹介します。

韓国ドラマ「愛してると言ってくれ」あらすじ・概要・全何話?

タイトル「愛してると言ってくれ」
配信ディズニープラス(2024年1月現在)
ジャンルラブストーリー
キャストチョン・ウソン、シン・ヒョンビン、イ・ジェギュンほか
話数全16話
放送局ENA
原作日本版「愛してると言ってくれ」(北川悦吏子脚本)
ディズニープラス韓国ドラマ「愛してると言ってくれ」概要

女優の卵であるチョン・モウンは撮影のために、済州島へと一人やってきた。

この日のためにスカーフも新調して。

ところが、監督に演技を気に入ってもらえずに、落胆する。

そこへたまたま遭遇したのが、聴覚障害を持つ画家チャ・ジヌ。二人は徐々に気持ちを通わせるようになる…。

ソウルへそれぞれ帰った二人だが、ソウルでも偶然に再会した。

韓国ドラマ「愛してると言ってくれ」相関図・キャスト・人物紹介

人物紹介にはネタバレを含む場合があります。ご注意ください。

韓国ドラマ「愛してると言ってくれ」相関図

チャ・ジヌ/チョン・ウソン(学生時代:ペク・ソンチョル)

チョンウソン
出典元:channel.ena.d

画家。幼い頃に高熱により、聴覚に障害を持つ。

赤ん坊の頃に、養護施設に預けられて育つ。天涯孤独の身。

無口で、絵を描くことで感情を表現してきた。聴覚障害によるあらゆる誤解に諦めを持って生きてきた。

モウンと出会い、モウンの明るさと優しさに触れ、少しずつ心を開くようになる。

【チョン・ウソンそのほか出演作品】「私の頭の中の消しゴム」ほか

チョン・モウン/シン・ヒョンビン

出典元:channel.ena.d

女優志望。客室乗務員として働いていたが、女優になりたいという夢を諦めきれずに辞めて、女優を目指して奮闘している。

アルバイトをいくつも掛け持ちをして生計を立てる。

長女で、親に心配をかけまいと、両親には公務員試験を受けることになっている。

穏やかで、慎重な性格だが、芯が強く、自分の希望に正直な女性。

【シン・ヒョンビンその他出演作品】「賢い医師生活1・2」「あなたに似た人」「財閥家の末息子」ほか

どこか影のある役柄が似合うヒョンビンちゃん。

日本版ではただただ明るい印象だった役柄だったこの女性を、ヒョンビンちゃんが演じることで、明るいけれど、どこ影のある印象に。

その影は後々明かされるわけだけれど、芯のある女性として、ただ明るいだけではなく、ジヌを包み込むことのできる存在として

表現されている。

ユン・ジョハン/イ・ジェギュン

出典元:channel.ena.d

モウンの幼馴染で家族ぐるみの付き合いをしている。

作曲家・音楽プロデューサー。モウンの良き理解者であり親友。

【イ・ジェギュンその他出演作品】「生まれ変わってもよろしく」ほか

「生まれ変わってもよろしく」で、主人公の18回目の人生をちょろっと演じていた、という印象のジェギュン君だけれど、

今回のジョハン役、すごーく良かった。

モウンのことを親友として家族ぐるみで付き合い、よき理解者なのだが、モウンに好きな人ができたと知ると、

ざわついちゃう心の持ち主。でも、モウンのために最後までその気持ちを出すことはないのよね。

すごーくよかった。自分の気持ちを貫くことだけが愛ではない、と教えてくれた。

ソン・ソギョン/キム・ジヒョン

ジヌが所属し、聴覚障害者のための絵画教室を開いているアートセンターの新しい艦長としてやってくる。

ジヌも大学時代の同級生であり、元恋人。

父親が聴覚障害で、幼い頃より父親の通訳を務めていたので、性格な手話表現ができる。

【キムジヒョンその他出演作品】「39歳」「D.P2」ほか

割と好きな女優さんなんだけれど、今回は完全に憎まれ役でしたなあ。

自分が一番輝いていた頃の恋、というのは理解できる…。

オ・ジユ/パク・ジンジュ

モウンの親友であり同居人。ジヌが務めるアートセンターの職員として働く。

恋人となかなか長続きしないことを気に病んでいるが、明るくて優しい。

モウンとは家族ぐるみの付き合い。

【パク・ジンジュその他出演作品】「ボーイフレンド」「サイコだけど大丈夫」「その年、私たちは」ほか

ちょっと「おバカ」な役が多いけれど、憎めなくて好きな俳優さん。小柄で可愛らしい。

ホン・ギヒョン/ホ・ジュンソク

ジヌの養護施設時代からの友人であり、ジヌの良き理解者。

彼が幼い頃からそばにいてくれたことで、ジヌは世界と繋がることができた。

独自の手話をするが、なんとなく伝わるという人柄重視な人。居酒屋を営んでいる。

妻であるソヒも聴覚障害を持っているが、互いに助け合う良き夫婦。

チョン・ジピョン/カン・シンイル

モウンの父。モウンのことを心配しているが、あまり口には出さない無口な父親。

ナ・エスク/キム・ミギョン

モウンの母親。無口な父親に代わり、あれこれと子どもたちの世話を焼く。が、決して前に出ようとせずに

父親を立てている、が、控えめということもなく、ジピョンと仲睦まじい。

【キム・ミギョンその他出演作品】「車輪」「再婚ゲーム」「医師チャ・ジョンスク」「サムダルリへようこそ」「もうすぐ死にます」ほか

お母さん役で今期あちこちでお見かけしたキム・ミギョンさん。

個人的にはこの「愛してると言ってくれ」のお母さんが一番好きだった。

控えめだけれど、愛情深くて、慎重で、娘を心配しているけれど、過剰な愛情ではない。

チョン・モダム/シン・ジェフィ

モウンの弟。兵役帰りでジムのトレーなーとして働き始めた。ジョハンの家で同居している。

料理や家事が得意で、ジョハンの世話も完璧にこなす。

実はジユにずっと片想いしていた。

クォン・ドフン/パク・ギドク

韓国内で売れている画家。ジヌと大学時代の同級生で、ソギョンに学生時代片想いをしていた。

ジヌに対して敵対心を持っている。

キジュ/オ・ソヒョン

ジヌの絵画教室に通う、聴覚障害を持つ美大志望の学生の一人。

ちょっとペ・ドゥナに似てて可愛いなあと個人的に気になっている女優さん。

ディズニープラス韓国ドラマ「愛してると言ってくれ」感想〜日本版「愛してると言ってくれ」と比較!リメイクだけれど別物。でも良きリメイク。

日本版「愛してると言ってくれ」は北川悦吏子が脚本をして、主題歌の「LOVELOVELOVE」は空前のヒットとなった

伝説のドラマである。

聴覚障害を持つ画家を若き豊川悦司が演じ、白のシャツにベージュぽいパンツ、それにキャンバスを常に抱えている

姿が子どもながらに「素敵♡」と思ったものである。

この聴覚障害を持つ画家と恋に落ちる女優志望の女性

という設定は同じであるが、その他ストーリー展開を含めて違うところが多々あった。

まず、ジヌは養護施設で育ち、天涯孤独な身であったが、日本版では義理の妹がいた。

家族と不和で拭いきれない傷はあったものの、ジヌほどの孤独とは言えない。

そして、義理の妹に矢田亜希子。高校生役の矢田亜希子も可愛らしかった。

幼い頃に見た記憶なので定かではないが、主人公・紘子の家族についてはあまり描かれていなかったような気がする。

とにかく明るくて前向きな印象だった紘子。

晃次と出会い、彼を愛し、その愛ゆえに徐々に影を持つようになった…という印象だった。

それゆえに幼馴染に一瞬フラーっといっちゃうのよね、確か。

韓国版では、モウン自体、始めからすごく慎重で、若干影がある。

だから軽薄なところはない。

年齢的にも設定に違いがあるのかも。

「愛してると言ってくれ」日本版も子供の私から見れば手で目を覆いたくなるような

大人なラブストーリーだったけれど、韓国版はさらに「大人」。

愛情表現とか、「愛とは」みたいな感情についての模索がすごく「大人」だと思われる。

日本版で象徴的なシーンとされるオレンジを取るシーン。

最初と最後に出てくるけれど、それについてのリメイクはなし。

観ている始めのうちは若干期待してしまったけれど、「ああ、これは別物だなあ」と理解。

済州島から始まり、徐々に二人が手話を介して、静かに心を通わせていく様子はすごくよかった。

そして、紘子は「あなたの声が聴きたい」と晃次にせがむシーンが印象的だった。

韓国版では、ソギョンがモウンに対して牽制をかけようと、寝言で声を聞いた、とマウントを

とってきた。いよいよ、これはモウンもせがむか?!と思われたが、モウンは最後までジヌに対して

感情をぶつけることはしない。

どこまでも静かに、ぐっと自分を堪えている。

そういった面でモウンはすごく大人だった。

ソギョンに対する嫉妬心から始まり、そのモヤモヤした感情をうまく相手に伝えられないことで

徐々に疲れていったモウン。

それに気がついてしまったジヌ。

二人ともどこか大人〜。

日本版では確かバスに乗って行ってしまう紘子を追いかけようとした晃次が呼び止めようと

大声で紘子の名前を叫んだ、はず。

韓国版では、モウンとの思い出から耐えきれずに彼女の名前を漏らすジヌ。

誰に聞かれることもなく、漏れるその声はジヌの苦しみとして余計に胸に迫ってくるものだった。

結果、どちらの表現もすごくよかったなと私は思う。

幼いながらに強烈な印象として残っている日本版の「愛していると言ってくれ」。

それを決して汚すことなく、じんわりと心に「愛とは何か」を問いかけてくれた韓国版。

聞こえるもの、聞こえないもの。世界はその違いだけではない。

互いに常に違っているもの。

その違いに対してどのように寄り添い、相手に求めるだけではなく、

どうすれば相手を幸せにできるか、を考えていく…。

ソギョンは完璧な手話ができるけれど、不慮の事故により、相手に求めるばかりになってしまった。

完璧な手話表現ができても、そのことで相手と意思疎通が完璧に取れるという傲慢さから、

相手に寄り添う気持ちを忘れ去ってしまったのかもしれない。

「私なら、ジヌの役に立てる」とモウンに対し牽制をかけていたソギョンだけれど、

ジヌがずっと求めてきた心の孤独に寄り添い、奇跡を起こしたモウンこそ、彼にとって必要なんだよ、と

言ってあげたい。

後半にいくつかいつものプロモーションが散りばめられていた。さらっと?いやがっつりと?ぶっ込んでくるよね。

ジヌに贈られていた腕時計。

モウンが劇場で使っていたブラシ。


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