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【ドラマ感想】ゾンビ嫌いの私が「今、私たちの学校は…」を最後まで観た3つの理由

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【ドラマ感想】ゾンビ嫌いの私が「今、私たちの学校は…」を最後まで観た3つの理由

今、私たちの学校は

普段、私が観るのはラブロマンス・ラブコメ・ヒューマン系、時々サスペンス。

ゾンビ系はできれば避けたい。グロテスクは苦手。

「今、私たちの学校は…」が話題になっていた頃は観ていなかった。

が、「シスターズ」の末っ子・パク・ジフちゃんが出ているということで観始めたら…

あれよあれよ、止まらない。

何がそんなに私を惹きつけたのか?感想を綴りたい。

「今、私たちの学校は…」あらすじ・概要

タイトル「今、私たちの学校は…」
配信Netflix
話数全12話
キャストパク・ジフ、ユン・チャンヨン、チョ・イヒョン、パク・ソロモン
脚本チョン・ソンイル
「今、私たちの学校は…」概要

ヒョサン市にあるヒョサン高校。どこにでもある普通の学校。オンジョはクラスメイトの

スヒョクに恋をしていて、オンジョの幼馴染・チョンサンはどうやらオンジョのことが好きなよう。

一方で、科学教師イ・ビョンチャンの息子・ジンスは同級生から執拗ないじめを受けていた。

いじめシーンから物語は始まり、ジンスが豹変するところが描かれる。

その数日後からジンスはしばらく前から行方不明になっている。

そして、科学室でハムスターに手を噛まれた女子生徒が豹変するところから、
ヒョサン高校に恐怖が広がり始める…。

「今、私たちの学校は…」キャスト・登場人物・相関図

イ・チョンサン/ユン・チャニョン

いわゆる普通グループの男子。両親はチキン店を営む。

幼馴染のオンジョに好意を抱いているが、オンジョは一向に気がつく気配がない。

身体能力は高く、正義感も強い。

ユン・チャニョンについて一言言いたい!

ユン・チャニョンくん。初めましてだったのだけれど、

素朴な彼が好きな女の子を守るために必死になってゾンビと戦う姿にキュン間違いなし!

目立って派手にゾンビと戦うスヒョクももちろん魅力的だが、

実直な彼がピンチの時に輝いて見えるって…素敵じゃないか。

オム・オンジョ/パク・ジフ

2年5組の生徒。いわゆる目立つタイプの女子ではなく、普通グループの子。

幼馴染のチョンサンではなく、目立つ存在のスヒョクに淡い恋心を抱いている。

消防士の父親と二人暮らし。

【パク・ジフその他出演作品】「シスターズ」ほか

イ・スヒョク/ロモン

2年5組の生徒。元々は不良グループに属していたが、今は袂を分つ。

背も高く運動神経も良く、発言力もあって、いわゆる目立つ存在。クラスの女子たちがソワソワしちゃうタイプ。

高校時代、こういう男子がモテたよね…を具現化した男。

学級委員のナムラのことが好きっていうのも、少女漫画の王道をいく。

チェ・ナムラ/チョ・イヒョン

2年5組学級委員長。人と関わるのが苦手で、距離をとるタイプ。勉強ばかりしている秀才。

委員長をしているが、仕切りたいわけではなく、基本的に一人でいたい。

ユン・グィナム/ユ・インス

2年4組。不良グループの一人。不良グループの中ではどちらかというと顎で使われる存在だった。

【ユ・インスその他出演作品】「還魂」「還魂2」「良くも悪くもだって母親」「悪霊狩猟団カウンターズ2」ほか

ミン・ウンジ/オ・ヘス

2年4組。不良グループから酷いいじめを受けている。学校に強い恨みを持つ。

キム・チョルス/アン・ジホ

ウンジと一緒にいじめを受ける。ウンジに好意を持っているが、守れなかったことを悔やんでいる。

ハン・ギョンス/ハム・ソンミン

チョンサンの親友。2年5組の生徒。優しくて素朴。

ユン・イサク/キム・ジュア

オンジョの親友。

イ・ナヨン/イ・ユミ

2年5組の生徒。高級マンションに住む裕福な家庭の子。低所得の人をバカにし、ギョンスとしょっちゅうぶつかる。

自分勝手で自己中心的な発言や行動が多く、クラスの中を引っ掻きまわす存在。

ヤン・デス/イム・ジェヒョク

2年5組の生徒。チョンサンの友達。ムードメーカーで笑わせてくれる存在。

チャン・ウジン/ソン・サンヨン

2年5組の生徒。チャン・ハリの弟。姉はアーチェリーの代表選手。

【ソン・サンヨンその他出演作品】「ラケット少年団」ほか

イ・ジンス/イ・ミング

不良グループからいじめを受けていたが、所在がわからなくなっている。

教師イ・ビョンチャンの息子。

【イ・ミングその他出演作品】「グリッチ」「いつかの君に」ほか

チャン・ハリ/ハ・スンリ

アーチェリー部所属選手3年生。チャン・ウジンの姉。

アーチェリーの試合に出ていた帰りに学校が大変なことになっていた。

パク・ミジン/イ・ウンセム

素行の悪い3年生。口は悪いが、性格は悪くない。

イ・ビョンチャン/キム・ビョンチョル

科学教師。イ・ジンスの父。科学室で夜な夜なよからぬことをしていた。

それを見つけた女子生徒にゾンビウィルスを打ったことから事件は始まる。

キム・ビョンチョル氏そのほか出演作品】「トッケビ」「太陽の末裔」「ミスターサンシャイン」「Skyキャッスル」「医師チャ・ジョンスク」ほか

チョンサンの母/イ・ジヒョン

チョンサンのことを愛してやまない母親。

オム・ソジュ/チョン・ベス

オンジョの父親。消防士。ゾンビ事件が各地で勃発する中、娘が心配で

娘の学校へと急ぐ。

【チョン・ベス氏そのほか出演作品】「ウヨンウ弁護士は天才肌」父親役ほか

Netflixドラマ「今、私たちの学校は…」3つの魅力

以下、ついつい引き込まれた理由3つを綴りたい。

ネタバレの可能性もあるのでご注意ください。

友人・家族がゾンビへと変わる、その心情

ゾンビ映画は2時間で描かれるため、その展開はスピーディ。

一方で、ドラマ12話で描かれていくのは日常を含めたドラマ。

普通の学校生活

そこには仲の良い友達がいて、苦手な奴もいて、いじめる奴といじめられている人がいて、

好きな人がいる。

さっきまで助け合っていた、大好きな友人。

二人で過ごした日々。ふざけ合った時間。

しかし、目の前の友人は自分のことがわからなくなっている。

主人公・オンジョは、第二話にて親友・イサクがゾンビになってしまう。

変わりゆく親友をそっと抱きしめるオンジョ。

引き離そうとするチョンサン。

早く追い出せと煽るクラスメイト。

さっきまでクラスメイトだった友人を攻撃しなければいけないという悲しみ。

「知っている」だけではない。「友人」だった人。

高校時代の「友人」といえば「世界のすべて」と同義に等しい。

ずっと一緒にいると思っていて、家族の次に、時には家族よりも自分を理解してくれる人。

彼女が自分を理解してくれたなら、それでいいと思える人。

失うだけでも悲しいのに、その人が豹変してしまうということ。

この多感で未来がいかようにも変化しうるはずの希望に満ちた彼ら。

「生きる」ことの意味が見えない彼らが、大切な友人や家族を失って、そこから

さらに「生きなければいけない」意味とは。

こうした細かな心情の描写による、人間ドラマが一つ一つきちんと
丁寧に描かれている。ゾンビとの格闘シーンは目を覆いたくなる。
しかし、それ以外の部分での物語の描写が実にうまい。

普通の男子・チョンサンの魅力

主人公オンジョが夢中になっているのは、元不良のちょいわる男子・スヒョク。

スヒョクは確かに背も高くて、顔もイケメンで

ゾンビを倒すのも喧嘩慣れしてる感じで、女子のハートは鷲掴み。

一方で、オンジョに密かに思いを寄せているチョンサン。
チョンサンは地味め男子。制服の着こなしもちょっとダサめ。
(ベストにシャツはイン。ズボンの裾はちょっぴり短い)
お母さんはチョンサン大好きで、チキン店の名前は「チョンサンチキン」。
ちょっぴりマザコンを匂わせる。

髪型もパッとしないし、オンジョにとってはただの幼馴染。

でも、ひとたびゾンビと対峙したら、その俊敏さと機転でオンジョの危機を何度も救う。

勇敢さと優しさ・そして一途さを兼ね備えた素晴らしい男子なのだ。

その素朴さが逆に魅力的に見えてくる。

不正は絶対に許さない、正義感も持っている。

不良の使いパシリ野郎(チョンサン談)・グイナムとの図書室での格闘シーン。

その前からチョンサンって運動神経かなりよくね?と思っていたが、
この格闘シーン&正義感には目が思わずハートになる。

普通男子がこんなにも魅力的に変身する、吊り橋マジック(失礼な)。

緻密な脚本・展開

ゾンビがうわーぐわーヒョエーだけではない。

なぜ、ゾンビが生まれたか。そして、それが学校という場所で生まれた理由。

親の思い。社会の縮図である学校という場所で存在する、強いものと弱いもの。
いじめられた子を持つ親の気持ち。

科学者の間違い。
そして、ウィルスの変異。
ウィルスの変異によってそれに対応する人間が生まれる、という展開はある。

その変異をどう受け入れ、そして、その変異に対する人間の恐怖心や
その変異を受けるのが「悪」であるか「善」であるか、というところまで
細かく計算し尽くされ、物語になっている。

いじめられ、学校というものに憎しみを持つウンジ。

<a href="https://pixabay.com/ja/users/ahmadreza89-2736528/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=1666584">ahmadreza heidaripoor</a>による<a href="https://pixabay.com/ja//?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=1666584">Pixabay</a>からの画像

彼女はハンビ(半分ゾンビ)として、避難所に行き、避難所で自分を見捨てた同級生に
襲いかかったことで、「無症状の感染者」の存在を知った大人が恐怖を抱き、
オンジョたちの救出が遅れる。

また、グィナムという絶対「悪」がハンビになることで、
執拗にチョンサンを憎み続け、何度も何度もチョンサンたちは危機に陥る。

グィナムさえいなけりゃ、助かったのに_!!!という展開がたくさんある。

一方で、委員長であるナムラは唯一の仲間内ハンビ。

半分ゾンビという存在を受け入れるか、否か。

その葛藤が彼女たちの間で生まれる。

人間心理を事細かに描いているなーと感心。

「今、私たちの学校は…」シーズン2決定・今後の展開は?

シーズン1ラストシーン、チョンサンで決まりーと思っていたのに、チョンサンは登場しない。
友人たちの表情の変化、スヒョクの笑顔、オンジョの微妙な表情で終わる。

ナムラの台詞「私たちのような人が他にもいる」には、チョンサンが生きている!と
期待させるには十分だったのだが…

これがシーズン2がないのならば、ハンビとなったチョンサンのシーンで終わったはず。

シーズン2が決定、とならば、この思わせぶりな終わり方も納得。

私はハンビとなったチョンサンが現れる、と踏んでいる。

ナムラとチョンサンは、ハンビとなった「悪」をやっつけていたのではないか。

ナムラもラスト自分の理性では抑えきれなくなった、ゾンビとしての欲望。

「悪」のハンビが、もし境界線を超えてしまったなら…

見た目ではわからずに人を襲い続けることができてしまう。

グィナムが欺き続けたように。

ウンジが避難所に入り込んでしまったように。

それらをぎりぎりのところで、食い止めていたのではないだろうか。

ハンビとなってしまったナムラと、ナムラの全てを受け入れたいと願うスヒョク。

ハンビとなったであろうチョンサン、彼の愛情を受け入れたオンジョ。

彼らが共存していく道はあるのだろうか。

「今、私たちの学校は…」は飽くまで子どもたちが主役に描かれている。
やっと救出に来てくれたオンジョのお父さんも、オンジョの前に現れて、
自分が「助けにきた」ことをアピールするとあっという間に
ゾンビになってしまった。

これはつまり、飽くまで子どもたちが主役なんだろうな、と
私は解釈。
よって、きっとシーズン2でも大人たちの庇護から離れて
子どもたちでどう生きていくか、が模索されるのではないか、と思う。

どのように描かれるのか、シーズン2、楽しみである。

「今、私たちの学校は…」は韓国ウェブ漫画が原作。

原作とは内容が異なるようだが…原作も面白そう。

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