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「賢い医師生活」などで有名なシンウォンホ監督の、出世作と言える「応答せよ」シリーズ。
ずっと気になっていたのだが、最初のシリーズが見られなくなって
なんとなく遠のいていた。
けれど、見られるうちに、とにかく…と思ってみた「恋の助っ人」。
こちらはシリーズ第3弾なのだが、一番の高視聴率と名高い。
そう、みて損はなし。
シリーズといえど、一つ一つ独立したシリーズ。
おそらくリンクしたシーンやキャラはいるが、それでも「恋のスケッチ」単独で
最高に面白く涙し、ときめいたのでぜひ紹介したい!
「恋のスケッチ〜応答せよ1988」あらすじ・概要
時は、ソウルオリンピックを目前に控えた1988年。
所は、ソウルの下町・双門洞。
ここで暮らす5人の幼馴染とその家族たち。
ソンドクソンは、ソウルオリンピックの各国代表のプラカードを持つのだと
張り切っていた。
そして、幼馴染の一人に初めての恋をしていた…。
タイトル | 「恋のスケッチ〜応答せよ1988」 |
話数 | 全20話 |
ジャンル | ラブコメディ・ヒューマン |
監督 | シンウォンホ |
キャスト | ヘリ、リュジュンヨル、パクボゴム、コギョンピョ、イドンフィほか |
「恋のスケッチ〜応答せよ1988」キャスト・相関図
![](https://asatsukihiromi.com/wp-content/uploads/2024/06/45b8f61c55993ab0c0c2be3bce234548.png)
ソン・ドクソン/ヘリ(Girl's Day)
![ヘリ](https://asatsukihiromi.com/wp-content/uploads/2024/06/IMG_1071.jpg)
明るく元気なソン家の次女。
勉強はできないけれど、優しくて行動力がある。
恋に憧れて、ソヌが自分を好きかもしれないと周りに言われてソヌに恋心を抱いている。
ソン・ソヌ/コギョンピョ
![](https://asatsukihiromi.com/wp-content/uploads/2024/06/IMG_1074.jpg)
父親を早くに亡くし、母親を支える優しい青年。学年トップの成績で、生徒会長も務める。
年の離れた妹の面倒もよく見る優しさ100パーセントの男の子。
キム・ジョンファン/リュジュンヨル
![](https://asatsukihiromi.com/wp-content/uploads/2024/06/IMG_1073.jpg)
成績優秀なキム家の次男。
無口で、ぶっきらぼうだけれど、本当は兄想いの優しい青年。
ドンソクに想いを寄せている。
【リュジュンヨルその他出演作品】「毒戦」「The 8Show」ほか
若きリュジュンヨルも可愛い〜
ぶっきらぼうなところがまた魅力的なのよね。ドンソクのことが好きだけれど、表立って優しくすることはできない。
母や兄を心配し、父のことが好きだけれど、明るくまっすぐ甘えることはできない。
「毒戦」に「The8Show」とドギツイ作品ばかりを見てきたから、彼のこういうヒューマンな演技が
新鮮で一気に好きになってしまった。
チェ・テク/パクボゴム
![](https://asatsukihiromi.com/wp-content/uploads/2024/06/IMG_1075.jpg)
母親を幼い頃に亡くし、父親と二人で生活。
囲碁の名人で、韓国一の実力を持つ。
世界タイトルも持っているほどの実力。だが、囲碁以外のことは何一つできない。
いつもぼんやりしていて、幼馴染たちに助けられている。
【パクボゴムその他出演作品】「ボーイフレンド」「ソボク」ほか
いやいや、可愛すぎるやろ。ボグミー!!!
可愛いって…それだけで、正義なのね。
脚本、途中で変えたんちゃうかっていうぐらいに可愛かった。途中からあからさまに出演が増えるテク。
これで大ブレイクのパクボゴムさん。納得です。
リュ・ドンリョン/イドンフィ
![](https://asatsukihiromi.com/wp-content/uploads/2024/06/IMG_1079.jpg)
リュ家の次男。兄はすでに独立していて、両親ともに共働きでほとんど家にいない。
甘えん坊のムードメーカー。
ダンスが得意。
【イドンフィその他出演作品】「グリッチ」「ビューティインサイド」「カジノ」「捜査班長1958」ほか
イドンフィ、好き。
高校生役を見られるなんて、なんて嬉しいんでしょう。しかも、彼もリュジョンヨルと同じく、これまでは
ひとくせふたくせある作品でばかり観てきたから、単純に可愛い彼が観られて嬉しい。
お笑い要因ではあったけれど、そこがまた可愛い。
キム・ジョンボン/アンジェホン
![](https://asatsukihiromi.com/wp-content/uploads/2024/06/IMG_1077.jpg)
キム家の長男。
6年浪人している。当時「オタク」なんて言葉はまだなかったが、「オタク」の走りで、
一つのことにハマるとそれに熱中する癖がある。収集癖あり。
浪人しても尚且つ家に居候して両親の世話になっているのにはある理由がある。
【アンジェホンその他出演作品】「マスクガール」「タッカンジョン」ほか
アンジェホン…いいわあ…。オタクなアンジェホンが可愛い。そしてラブストーリー展開もいい。
単純なラブストーリーが妙に可愛いじゃないか。
キメ顔最高〜
ソン・ボラ/リュヘヨン
![](https://asatsukihiromi.com/wp-content/uploads/2024/06/IMG_1086.jpg)
ソン家の優秀な長女。ソウル大学に通っている。
言葉がきつく、自分にも他人にも厳しい性格のため、周りから恐れられている。
実は内面は優しい女の子。
キム・ノウル/チェソンウォン
![](https://asatsukihiromi.com/wp-content/uploads/2024/06/IMG_1087.jpg)
ソン家の末っ子。老け顔でおじさんに見られる。
甘え上手の心優しい男の子。強気な姉二人にオサレ気味の気弱な男の子。
ソンドンイル/ソンドンイル
![](https://asatsukihiromi.com/wp-content/uploads/2024/06/AAAABcBoq1Fwhqg6R8O6tDhbGM4Y8wNCRTJvPiMoIqSqateh4BBRLJgLFX7uHuNQfaAMOLqkkToivU0T2JrbkV8AyQ9igF-MBFtwEMtWSqVISqjItWk53iIsPNc5.jpg)
ソン家の大黒柱。銀行で働く。
義理人情に厚く、友人の借金の保証人になってしまい、借金生活を送る。
にも関わらず、困っている人を見るとつい手を差し伸べたくなってしまう。
【ソンドンイルその他出演作品】「刑務所のルールブック」「青い海の伝説」「賢い医師生活」「カーテンコール」ほか
シンウォンホ監督の常連さんと言いますか。彼無くしては、シンウォンホ監督作品が成り立たないのではというぐらいに
どこかに出ている。
「恋のスケッチ」はベテラン名脇役たちがそれぞれご自身の名前で出ているという素敵演出。
ドンイル父さんがまた泣かせる〜
イイルファ/イイルファ
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ドンイルの妻。ソン家の三人の子どもたちの母親。
ドンイルの借金のせいで、半地下に住むことになり、生活は苦しいが
なんとかやりくりをしながら子育てをしている。
キム・ソンギュン/キムソンギュン
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ジョンファンの父。明るく、陽気で冗談(ギャグ)を言うことが大好き。
電器店を営む。
妻をこよなく愛しているが、妻には相手にされていない。
【キムソンギュンその他出演作品】「ムービング」ほか
ジョンファンアボジと、ドクソンの「あいごーキムサザン〜!」「パンガオヨパンガオヨ」のやり取りが
好きだったなあ…彼らのこの陽気なやり取りでここに嫁に来たら楽しかろう…と
思ってしまう。笑
ラ・ミラン/ラミラン
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双門洞の姉貴分的な存在。ジョンファンたちの母親。キム家の精神的支柱。
サバサバした口調とは裏腹に子どもたちのことを深く愛し、
心から心配している。
夫のジョークには辟易しているが、夫のことを愛している。
面倒見のいい人。人呼んで、「双門洞のチーター」!!!いつも、豹柄や牛柄の服を着ている。
【ラミランその他出演作品】「良くも悪くもだって母親」ほか
「恋のスケッチ」を見てから、「良くも悪くもだって母親」を見たかったなああああと言うぐらい、
このラミランさん、良かった。
強い!かっこいい!ついていきます!
キム・ソニョン/キムソニョン
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ソヌとジンジュのオンマ。若くして夫を亡くし、未亡人に。
ソヌが苦労している姿を見たくないと外に働きに出ていない。
料理が下手だけれど、ソヌをこよなく愛しソヌに大切にされるオンマ。
【キムソニョンその他出演作品】「ロマンスは別冊付録」「椿の花咲く頃」「愛の不時着」「静かなる海」「イルタスキャンダル」ほか
韓ドラ名作に欠かせない、名脇役俳優といえばこのかた!!!
双門洞三人組の中では一番下という年齢で、オンニたちに甘えたり、おだてたりする存在。
ソヌをこよなく愛し、自慢に思っている可愛らしいお母さん。
ソン・ジンジュ/キムソル/シンビ
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ソヌの妹。みんなに可愛がられるマンネ。
チェ・ムソン/チェムソン
![](https://asatsukihiromi.com/wp-content/uploads/2024/06/IMG_1083.jpg)
テクのお父さん。妻を亡くし、男手一つで、テクを育ててきた。
時計店を営む。無口で、愛想がないが心優しい。
実は、ソヌオンマと同郷の幼馴染。
【チェムソンその他出演作品】「刑務所のルールブック」「よくも悪くもだって母親」ほか
顔が怖いこのお方。チェムソン氏。「良くも悪くもだって母親」では悪い人だったけど、
初めて見たのは「刑務所のルールブック」だから憎めないこの人。
シンウォンホ監督の常連さんなのよね〜「賢い医師生活」にもゲスト出演してらした。
ドラマ「恋のスケッチ〜応答せよ1988」〜名作は見られるときに見ておけ
「賢い医師生活」ファンなので、「応答せよ」シリーズはずっと気になっていた。
しかし、迷っているうちに第1シリーズの1997を見過ごしてしまい、
やっぱり1作目から見るべきなのかなあと後回しにしていたが、、、、、
リュジュンヨルからの流れで見てみることに。1話目であっというまに引き込まれた。
さすがシリーズ史上、最高視聴率。
家族愛!ご近所愛!みんないい人!
シンウォンホ監督の描く人間は、みんないい人で、悲しくなるぐらいにいい人すぎて、
毎度泣かされる。
ソウルオリンピックの頃の、双門洞。
ソウルも行ったことのない私がそれがどんなところか知らない。
けれど、下町情緒が溢れ、隣近所がみんな顔見知り、醤油を借りに隣の家に訪れる…そんな
風景は日本人にとってもどこか懐かしい。(そんな時代の人じゃないけれど)
1話はシンウォンホ監督の常で、1時間半あったりと映画並み。
けれど、毎話泣かされる展開に、癒し効果がすごい。
ドンソクが最後にいうのよね。
「あの頃に戻りたいと思うのは、昔の私たちに戻りたいからじゃなく、
偉大だった若い両親に会いたいから」と。
両親もまた、あの頃、若く、そして青春の真っ只中だったのだと、歳をとってから気が付く。
両親も思い悩み、時には涙していた。
けれども、それを微塵も子どもたちに見せずに、頑張って生きていた。
そんな両親に、ただ会いたいのだ。
子供の頃は、ただただ両親は偉大で、頼りきりの存在だった。
歳をとるにつれ、自分が両親の年齢に近づくほどに、そう見えることがどんなに
すごいことだったかを思い、感謝し、愛おしく思う。
それを、こんなふうに描いているシンウォンホ監督はやはり天才である。
最高に好きな演出家さんだ。
トキメキがいっぱい〜リュジュンヨルorパクボゴム、あなたはどっち?
![](https://asatsukihiromi.com/wp-content/uploads/2024/06/IMG_1069.jpg)
放送当初、国民の意見が真っ二つに分かれたという伝説のドラマ。
それも納得である。
恋に憧れるドンソクは、自分のことを好きかもしれない…という理由でまず
ソヌに恋心を抱く。ところが、ソヌは姉・ボラに片想いをしていることが発覚。
次に、友人たちからジョンファンはドンソクが好きに違いない、と囃し立てられ、
「もう騙されない」と言いつつ、そっけないのに時々妙に優しいジョンファンのことが気になり始める。
ジョンファン(リュジュンヨル)、そっけないし、目つきも悪いけれど、
本当は心優しくて、素敵なのよ。
決して甘々な言葉を吐くわけではないのに、ポイントポイントで優しい。
体の弱い兄に対しても優しく、子どもの頃から「なりたいものになれない兄」の代わりに、
自分が「なってあげる!」という姿がなんとも涙ぐましい。
さらには兄・ジョンボンはジョンボンで、弟に「お前がなりたいものになってほしい」と
願うところが兄弟愛が過ぎる!!!
そして、このドラマでブレイクしたというのも納得の可愛過ぎるパクボゴム。
囲碁以外は何もできないチェ・テク。
彼が実はずっとドンソクを好きだったということが発覚してから、恋は複雑になる。
優しいジョンファンが、可愛い友達テクを出し抜くようなことができるわけがない。
恋のお相手は一体誰なのか???
ところで、このドラマの第一話のラストでは、30年後のドンソクと、そのパートナーが一緒に
インタビューを受けている。
そのパートナーの名前は明かされないが、幼馴染の一人であることだけわかっている。
誰?誰?ソヌにも思えるし、ジョンファンにも見えるし、テクにも見える!
でも、インタビューなんて全然できないテクがこんなふうに温和に話せる???
なんて憶測が飛び交う作りになっている。
これは「応答せよ」シリーズの常であるらしい。
家族や友情が描かれていいて、全体的に急いで見るような作りじゃないのに、
これがあるから、続きが気になる!!!となってしまう。上手いわ〜
「恋のスケッチ〜応答せよ1988」感想まとめ
結局、世間で言われている名作は確かに名作で、
未視聴ならば配信が終了する前に急いで見るべし!!!ということなのだ。
2016年の作品で若干、古さを感じる?なんて思っていたけれど、そもそもが、
1988年を描いた作品。古さではない。それは、懐かしさである。