
3月7日からNetflixで配信が開始されたIUちゃんとパクボゴム主演の韓国ドラマ「おつかれさま」。
60年代の済州島にした、青春であり、家族の物語の心温まるストーリーです。
相関図、キャストをご紹介します!
Netflix「おつかれさま」あらすじ・予告・監督・全何話?
エスン(IU)は、口が達者で将来は詩人を夢見る気の強い少女。
大好きな母(ヨムヘラン)を支え、気丈に振る舞う。
ヤン・グァンシク(パクボゴム)は、いつもエスンのそばにいて、そっと彼女を支えている内気な少年。
世間でも家の中でも、女性が蔑ろに扱われる中で、エスンは必死で歯を食いしばりながら、次から次へと自分に
降りかかる理不尽と戦う。
けれど、そこにはいつもグァンシクがそばにいた…。
タイトル | 「おつかれさま」 |
監督 | キム・ウォンスク(「マイディアミスター」「ミセン」ほか) |
脚本 | イム・サンチュン(「椿の花咲く頃」ほか) |
話数 | 全16話(4話ずつ配信) |
キャスト | IU、パクボゴム、ムンソリ、パクヘジュンほか |
韓国ドラマ「おつかれさま」相関図

Netflix「おつかれさま」キャスト&登場人物
登場人物を紹介するにあたってネタバレの可能性があります。未視聴の方はご注意ください
オ・エスン/IU

1960年代、済州島で暮らしながら、いつか大学を出て詩人になることを夢見る少女。
幼くして父を亡くし、再婚した母(ヨムヘラン)のもとで暮らすようになるが、母も若くして亡くなる。
母の再婚相手(オジョンセ)のもとで幼い妹たち(血のつながらない)の世話をしなが暮らしていたが、
義父の再婚相手に追い出されてしまう。
【IUそのほか出演作品】「マイディアミスター〜私のおじさん〜」「ホテルデルーナ」「ドリーム〜狙え、人生逆転ゴール」「新人歌手チョジョンソク」ほか
ヤン・グァンシク/パク・ボゴム

エスンの幼馴染で、鮮魚店の息子。
エスンのそばにそっと寄り添い、助ける。魚を店から持ってきてはエスンの家に届ける。
エスンの様子をじっとみて、おかしいことはおかしい、と主張する心の強い男の子。
エスンに否定されながらもずっとそばにいる。
実家では長男で、祖母からも蝶よ花よと育てられて尊重されてきた。
【パクボゴムそのほか出演作品】「恋のスケッチ〜応答せよ1988」「ボーイフレンド」「マイネームイズガブリエル」「ワンダーランド」ほか
これこれこれ〜!!!!私の好きなタイプのパクボゴムくん!待ってました!
実直で、無口で、何よりも可愛い!!!
これは、いい〜パクボゴムが好きな方もそうでない方もよってらっしゃいみてらっしゃいなパクボゴムくん。
菜の花キスシーンも手を繋ぐシーンも、実親に怒る姿も全てが最高すぎる。
チョン・グァンネ/ヨムヘラン

最初に結婚した相手は体が弱く、エスンが生まれてまもなく死んでしまう。
婚家ではずっと夫の世話をさせられ続け、息子を産まなかったために夫が亡くなって追い出されてしまう。
エスンに貧しい暮らしをさせたくなくて、亡き夫の家にエスンを残す。
再婚相手(オジョンセ)の子を育てながら、海女をする日々。肺が弱く、海女の生活は彼女の寿命を縮めてしまった。
エスンが亡き夫の家で、女児であるがために蔑ろにされていると知り、引き取る。
【ヨムヘランそのほか出演作品】「トッケビ」「椿の花咲く頃」「チョコレート」「マスクガール」「ザ・グローリー」「悪霊狩猟団カウンターズ1・2」「マイネームイズガブリエル」ほか
もしかして…泣かせるために配役してる???
ヨムヘランさんがお母さんて、泣くしかないやろ〜!!!初っ端から泣かせる!
オープニングでは、意地悪なことを言ってエスンを追い払って、海女仲間と喧嘩をして…マスクガール的なお母さんかと思いきや…
ああ、詩を読んだ時の彼女の表情と言ったら!
エスンのことが可愛くて仕方のないいいお母さんなのだ。
虐げられてきた時代の母親が、常に我が娘が可愛くて、自分の過去や夢を自分の娘へと託していく…
この子だけは、と未来に希望を託して育て、「女性の自由」を勝ち取って戦っていくのだ。
ヨム・ビョンチョル/オ・ジョンセ

グァンネ(ヨムヘラン)の再婚相手。前妻との子供の世話をグァンネに任せ、自分は遊んで暮らしている。
グァンネが亡くなったあとは、エスン(IU)に頼って生活。
悪い人ではないが、頼りにならない大人。
【オジョンセそのほか出演作品】「椿の花咲く頃」「ストーブリーグ」「智異山」「サイコだけど大丈夫」「悪鬼」「もうすぐ死にます」「ミスタープランクトン」「星がウワサするから」
オジョンセさんとヨムヘランさんが夫婦ってのは「椿の花咲く頃」以来の黄金カップルではないか!
泣かせるため?泣かせるためなのか?!
しっかり者の嫁とダメダメな夫という感じも似てるけど、性格は違うね。
ダメなやつなのに、憎めないキャラってのはオジョンセさんならではなダメダメ夫。
オ・エスン(中老年)/ムン・ソリ

【ムンソリそのほか出演作品】「クイーンメーカー」「ジョンニョン〜スター誕生」ほか
ヤン・グァンシク(中老年)/パクヘジュン

【パクヘジュンそのほか出演作品】「夫婦の世界」「マイディアミスター」「毒戦」「The8show」
ボゴミー?ボゴミーの未来がパクヘジュンなの?笑
テオ(夫婦の世界)だと思うと受け入れられないけど、サンウォン(マイディミスター)だと思うと、
アリだな。パクヘジュンさんも不思議な役者さんである。笑
あんなに嫌いだったのに。(テオ)
年老いてからも素敵なグァンシクを実直に演じてるんだから素晴らしい。
パク・マクチョン/キムヨンリム

グァンシク(パクボゴム)の祖母。祈祷師。
長男!跡取り!両班(リャンバン)!思想が強く、グァンシク(パクボゴム)がエスン(IU)の後を
追いかけているのを見つけては、「母親の霊がついている!」とエスンを追い払っていた。
クォン・ゲオク/オ・ミンエ
グァンシク(パクボゴム)の母。
駆け落ちの末に、グァンシクの父親と結婚。結婚してグァンシクが生まれてから結婚はできたものの、
夫との愛は冷め、義母からは虐められ続けてきた。
結婚するまではエスン(IU)に優しく接してきたが、実のところ息子可愛し、長男可愛し、
自分が可愛いという人間。エスンに辛く当たり始める。
キム・チュノク/ナ・クニ

エスン(IU)の父方の祖母。エスンの父親(長男)亡きあと、次男が家長となってから、
エスンは女児だから、と家の手伝いばかりさせてきたが、本当のところはエスンを憎く思っていない様子が
垣間見える。
ハンム/チョン・ヘギュン

エスンの叔父(父親の弟)。エスンの父亡きあと、家長として暮らし、
エスンに家のことをさせていた。
元々は裕福だったのに、息子が全部博打で財産を使い果たしてしまった。
海女たち

左から2番目:チュンス/チャミギョン
左から3番目:ヤンイム/イ・スミ
右:ギョンジャ/ペクジウォン
(一番左はグァンシクの母。)
グァンネ(ヨムヘラン)亡き後も、母親がわりとしてエスン(IU)を見守る。
ナ・ミノク/オム・ジウォン

ビョンチョル(オジョンセ)の再再婚相手。自分ともビョンチョルとも血のつながらない前妻の娘を
家に置いて置けない、とエスン(IU)を追い出す。
しかし、後々まで妹たちを気に掛けるエスンに、和解していく。
【オムジウォンそのほか出演作品】「シスターズ」「再婚ゲーム」ほか
サンギル/チェ・テフン

グァンシク(ボゴム)と駆け落ちして、グァンシクとの仲もグァンシクの祖母たちに反対され行き場のなくなったエスン(I U)と
結婚しようとした相手。
お金はあるが、ケチな男で前妻との子供たちの世話や家事全部をエスンに任せようとしていた。
【チェデフンそのほか出演作品】「愛の不時着」「カーテンコール」ほか
本当にバカなんだから!と今回も言いたくなるケチな男を演じると似合ってしょうがない、男、チェデフン氏。
嫌いになれない男。笑
「おつかれさま」1980年代以降キャスト
クムミョン(1980年代)/IU

エスン(IU)の娘。
エスンが貧しいながらも必死で夫共に守り抜いてきた賢い娘。
パク・ヨンボム/ジュン

クムミョン(IU)の大学の同級生であり、恋人。
入学式でクムミョンにひとめぼれ。心優しい青年。
【ジュンその他出演作品】「恋するムービー」「マスクガール」ほか
パク・ヨンナン/チャン・ヘジン

サンギル(チェ・デフン)の妻。「クッソ」しか言わない下品な夫に
嫌気がさしつつ、淡々と妻の役目をこなす。
【チャン・ヘジンその他出演作品】「パラサイト〜半地下の家族」「愛の不時着」「グリーンマザーズクラブ」「あなたに似た人」「赤い袖先」「ドクタースランプ」ほか
ウンミョン/カン・ユソク

エスン(ムン・ソリ)とグァンシク(パクヘジュン)の息子。
勉強はできないが悪知恵が働く。
姉と違って優等生ではないが、親想いのいい子。
【カン・ユソクそのほか出演作品】「いつかは賢いレジデント生活」ほか
パク・チュンソプ/キム・ソンホ

クムミョン(IU)の下宿先に、以前住んでいた画家。
映画館の看板の絵を描いている。
下宿の娘、プソン(チョン・イソ)の恋人。
偶然の出会いから、クムミョンに映画館のアルバイトを紹介する。
【キム・ソンホその他出演作品】「スタートアップ」「海街チャチャチャ」ほか
ええええ?!キム・ソンホ?!
と驚きが強かった。最初、全然わからん。ヒゲとかそういう問題じゃない。表情の作り方から違わないか?
さてさて、クムミョンとの関係性がどうなっていくのか楽しみ〜
ミスク/イ・ミド

プ・サンギルと不倫?をしていた不動産店の女。
韓国ドラマ「おつかれさま」見どころ
IUちゃんとパクボゴムが可愛いのはもちろんなのだが、
1960年代、家父長制、儒教、女性蔑視が色こく残る韓国済州島を舞台にした
女性の生き様、というのも一つの見所だと思っている。
エスン(IU)は自分の思い、野心だけではなく、母親(ヨムヘラン)からも思いを託されている。
「この子(娘)だけは海女にしたくない。この子だけは飯炊き女にしたくない」
自分が全ての生活を投げ打って、夫の面倒を見て、夫がなくなれば家から追い出され、
再婚した相手の子供の面倒をみて、海女で自分の寿命を縮めた。
エスンはそんな思いを受けながらも、グァンシク(パクボゴム)を好きになり、彼と結婚して
嫁ぐことになる。いろんなことを受け入れようとし、夢も諦めようとするエスンだが、
グァンシク(パクボゴム)はずーっとエスンのそばにいて、彼女が人生に置いて何を感じ、
何を求めているか、一番わかっている、というところが彼の良きところなのだ。
一人では抗えない、社会の冷たい目を、グァンシクとともに戦っていくところに、彼女たちのドラマがある。
さて、二人の娘であるクムミョン(IU)もまた1980年代において、まだまだ女性としても生きづらい世の中だ。
彼女の物語もきっと綴られるのであろう。
楽しみである。
Netflix「おつかれさま」感想〜初めから最後までのときめきと5話以降は涙が止まらない
ストレートでありながら深い二人の物語
「詩人の物語」
として始まり、エスン(IU)が詩人になるまでの物語が描かれる…
本当に、その通りではあるけれど、実はそうではない物語。
「詩人になりたい」という少女の願いは、簡単そうでいて、簡単ではない。
生きることに必死で、尚且つ愛する人のそばにいることを選び、そうやって生きることは
簡単ではないこと。けれども何よりも尊くて、幸せなこと。
エスンとグアンシク(パクボゴム)の物語は、どこにでもいそうな二人の平凡な物語のようでありながら、
グァンシクという本当に一途な男は、いない。
お金があった方が幸せだけれど、こんなにもひとつひとつ丁寧に
一瞬たりとも逃さずにさいごまで大切に大切に愛されたら、
こっちの方が絶対幸せだよ、って言い切れる。
5話以降の展開では、涙無くしては見られず…
そして、最後に来てグァンシクという男の良さをこれ以上なく示してくれる。
母から娘へと受け継がれていく想いの話かなとも思うけれど、
グァンシクが最後まで持っていったね。夜な夜な妻の話を娘に聞かせるシーンは…もう。
韓ドラの中には、たくさんの「理想の男」が出てくる。
リジョンヒョクはその最上級だったけれど、理想の夫ナンバーワンはグァンシクじゃなかろうか。
「理想の男」の一人にグァンシクが加わりました…。
平凡ででも稀有な尊い親子の物語
クムミョン(IU)もたくさん苦労したけれど、あんなにいいお父さんがいたから、
いい夫に巡り会えたんだな、としみじみ…。自分を大切にする、ということは大切にされてきたから。
父親がいかに娘を大切にしてきたか。
甘やかされてきたからこそ、クムミョンは親に対して「偉そう」で「冷たい」。
でも、エスン(ムン・ソリ)とグアンシク(パク・ヘジュン)は誰よりも我が娘を甘やかしたいのだ。
誰よりも大切で、お姫様なのだ、と伝えたいのだ。
伝えても伝えきれないほどに、愛情を伝え続けた結果、自分を大切にできる子になるのかもしれない。
傷ついたクムミョンを手厚く大切に温めて、どこへいくにも「いつでも戻ってきていい」と伝え、
我が子が幸せになれるように祈り続ける。
親がいつもそばにいてやれることはないからこそ、どこかでこどもがひっそりと傷つくこともあるからこそ、
親は精一杯伝え続けなくてはいけないのだ。
我が子を一生懸命に愛そう、自分の人生も最後まで一生懸命に生きよう、そう思える作品だった。
また一つ、大切にしまっておきたい物語が増えました。