「妬み」という感情に囚われた時、
人は入り込んだ感情から逃げられなくなるのだろうか…
「んなバカな」と思いながらも、作り上げた物語に入り込むことに覚えがある人なら、
わからない気持ちでもないかもしれない。
キャスト&相関図を紹介しつつ感想を綴ります。

韓国ドラマ「最後列からの声」あらすじ 全何話?監督&脚本

ホ・ムノ(チェ・ミンシク)は、昔1冊だけ本を出したが、その後は書くことができないまま、
ヨンソ大学の教授で、文学について教鞭をとっている。
物語への渇望がなくなることのないまま、売れっ子作家として生きているかつての大学の同期に
嫉妬心を募らせる日々だ。
ある日、面白い文章を書く学生に出会った。
彼の名前はイ・ガン(チェ・ヒョヌク)。
やがて、ムノは思わぬ形で彼の物語の中へどんどんのめり込んでいってしまう…。
| タイトル | 「最後列からの声」 |
| 配信 | Netflixオリジナル |
| 話数 | 全6話 |
| 監督 | キム・ギュテ |
| 脚本 | チャン・ミョンウ |
| キャスト | チェ・ミンシク、チェ・ヒョヌク、ホ・ジュノほか |
Netflix「最後列からの声」相関図
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韓国ドラマ「最後列からの声」キャスト&相関図
人物紹介にネタバレを含む可能性があります。未視聴の方はご注意ください。
ホ・ムノ/チェ・ミンシク

名門ヨンソ大学で文学について教えているが、自分が1冊しか本を出せずにいることに
ずっと鬱屈した想いを抱えている。
学生には高慢な態度を取り、偏屈な教授といえる。
物語をこよなく愛し、文章の下手な学生に容赦がない。
ガン(チェ・ヒョヌク)の文才に惹かれ、特別講義を申し出るが…
【チェ・ミンシクそのほか出演作品】「カジノ」「不思議の国の数学者」「破墓」ほか
イ・ガン/チェ・ヒョヌク

ヨンソ大学、電子工学科の学生。
いつもムノ(チェ・ミンシク)の講義の最後列に座っている。
ある日、彼の書いた文章がムノの目にとまり、特別講義を申し出られる。
アルバイトがあるから、と断るもしつこく誘うムノに色々と条件を出すようになるが…
【チェ・ヒョヌクそのほか出演作品】「D.P2脱走兵追跡官」「ラケット少年団」「二十五二十一」「弱いヒーローClass1」「輝くウォーターメロン」「あいつは黒炎竜」ほか
チョ・ヒョンスク/チン・ギョン

ムノ(チェ・ミンシク)の妻。心理カウンセラー。
偏屈で文学に夢中な夫だが、夫のことをこよなく愛している。
イ・ガン(チェ・ヒョヌク)と出会い、イキイキとし始めた夫を最初は
温かく見守っていたが、やがて物語にのめり込んでいく夫に、そしてガンに警戒心を募らせる。
【チン・ギョンそのほか出演作品】「浪漫ドクターキム・サブ」シリーズ、「クイーンメーカー」「ウヨンウ弁護士は天才肌」ほか
キム・スフン/ホ・ジュノ

ムノ(チェ・ミンシク)の大学の同期で、ベストセラー作家。
ムノがずっと妬み続けている相手。
【ホ・ジュノそのほか出演作品】「キングダム」「ブラッドハウンド」「広場」ほか
パク・ヒョンジュン/チョ・ハンチョル

ヨンソ大学工学部の教授。
ムノ(チェ・ミンシク)を「兄貴」と言って慕っている。
【チョ・ハンチョルそのほか出演作品】「ロマンスは別冊付録」「智異山」「ヴィンチェンツォ」「海街チャチャチャ」「京城クリーチャー」「となりのMr.パーフェクト」「トリガー」「広場」「財閥家の末息子」「Mr.プランクトン」ほか
キム・セユン/イ・ジヌ

ヨンソ大学文化情報学部。
ガン(チェ・ヒョヌク)が書いた文章の中で、彼への憧れ・羨望から「わざと友人になった」と告白する
ところから始まる。
セユンの父親/キム・ジョンテ

ガン(チェ・ヒョヌク)の文章の中で描かれるセユン(イ・ジヌ)の父親。
ムノ(チェ・ミンシク)の想像上の姿。
セユンの母親/ムン・ジョンヒ

ガン(チェ・ヒョヌク)の文章の中で描かれるセユン(イ・ジヌ)の母親。
ムノ(チェ・ミンシク)の想像上の姿。
【ムン・ジョンヒそのほか出演作品】「天気がよければ会いに行きます」「ゴールドランド」「未婚男女の効率的な出会い方」ほか
キム・ジョンフ/チョン・イソ

セユン(イ・ジヌ)の姉。
離れて暮らしている。
【チョン・イソそのほか出演作品】「殺人者のパラドックス」「ワンダーフールズ」ほか
ソン・ミニ/ハン・ジウン

セユン(イ・ジヌ)の家の家政婦。
ガン(チェ・ヒョヌク)を唯一歓迎しない人物として描かれる。
【ハン・ジウンそのほか出演作品】「都会の男女の恋愛法」「星がウワサするから」ほか
アン・ウンジュ/キム・ユンジン

セユン(イ・ジヌ)の母親。
セユンの父親が実は、キム・スフン(ホ・ジュノ)であることが判明し、
それは、つまり、セユンの母親が、ムノ(チェ・ミンシク)のかつての憧れの人で恋焦がれ、
小説のモデルにもなった女性、ウンジュであるということがわかる。
彼女が、ガン(チェ・ヒョヌク)の物語に登場することで、
ムノにとってその物語がけっして人事ではなくなっていく。
Netflix「最後列からの声」感想〜チェ・ミンシクは本当にすごいがそこに臨んだチェ・ヒョヌクもまたすごい
偏屈で、頑固者…それでも、物語をこよなく愛し、
純粋な人間なのだと、妻は彼がまたイキイキと文学に向き合い始めたことを
嬉しく思っていた…
その物語が、他人事だった時までは…。
ムノ(チェ・ミンシク)は、その物語が、自分の憧れの女性が絡んだ物語だと知ったとき、
徐々に我を失っていく。
最初はあくまでも「物語の整合性」を重視していたのに、だんだんとそんなことは
どうでもよくなり、自分のなかで、自分の都合のいいように、自分の思うままに物語を
作り上げていくようになる。
チェ・ヒョヌクが演じるイ・ガンは最初からどこか怪しげで暗い影があって、
絶対怪しい…とカウンセラーの妻じゃなくても思うのに、ムノはどんどん物語にのめりこんでいってしまう。
最初こそ可愛らしく思えていたムノの偏屈さも、妻を放置して初恋の女性の物語に夢中になっていく様は
もう、見ていられない。こいつ、マジあかんやつ…
となる。
徐々に虚構と現実がみわけがつかなくなり、自分が作り出した妄想の中で、どんどん狂気じみていく表情も、
すべてを知った絶望も、チェ・ミンシクの表情の中に全部現れている。
画面いっぱいに現れるチェ・ミンシクの表情から私たちは目を離すことができない。
こんなにも、一つ一つの表情、そして目の中までずっと見ていたいと思う俳優は唯一無二かもしれない。
さすがだと拍手を送りたい。ブラボー!
そして、そこに対峙するチェ・ヒョヌクもやっぱりすごいのだ。
明らかに胡散臭さを見ているものに残す、絶妙な表情を場面場面で残している。
見る人が見ればわかるけれど、ムノを騙すべく表情も同時にしているのだからやっぱりすごい。
こういうサスペンスもあるんだな、最後まで一気に見られた。
面白い!