AIの翻訳機能で、世界の言葉の壁が少なくなっている…?
いやいや、言葉が通じるもの同士でも時に想いは伝わらずもどかしいことがたくさんある。
そんなことを思い出させてくれるドラマ、「恋の通訳できますか?」
キャスト&相関図を紹介しつつ感想を綴ります。

Netflix「恋の通訳、通訳できますか?」あらすじ 全何話?監督
チャ・ムヒ(コ・ユンジョン)は売れない女優。
連絡が取れなくなった恋人に会うため、日本・江ノ島にやってきたが、そこで偶然居合わせた通訳のチュ・ホジン(キム・ソンホ)と
出会う。もう互いに会うことがないと思い、お互いの抱えているうまくいかない恋愛を吐露し合った二人。
ひととき、一緒に楽しい時間を過ごす。
韓国に戻って映画の撮影をしていたムヒは、撮影中に事故にあって1年近く意識が戻らなかった。
目が覚めるとムヒが演じたドラミというキャラクターが世界中で大人気に。
彼女のインスタも爆発的な人気になり、あの日二人で過ごした江ノ島での時間も多くの人が目にすることとなる。
ホジンが映り込んだ投稿を削除してもらうため、ホジンはムヒの通訳として再会するが、ムヒはてっきり自分に会いにきたのだと
舞い上がってしまう。
そして、一夜にして人気者になってしまったムヒは不安を抱えて、精神的に不安定になっていく。
世界中を旅する恋愛リアリティショーに抜擢されたムヒだが不安になったムヒはホジンに通訳を頼む。
| タイトル | 「恋の通訳、できますか?」 |
| 配信 | Netflixオリジナル |
| 監督 | ユ・ヨンウン(「ただひとつの愛」ほか) |
| 脚本 | ホン姉妹(ホン・ジョンウン、ホン・ミラン)(「還魂」ほか) |
| 話数 | 全12話 |
| キャスト | コ・ユンジョン、キム・ソンホ、福士蒼汰ほか |
韓国ドラマ「恋の通訳、できますか?」相関図
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Netflix「恋の通訳、通訳できますか?」キャスト&登場人物
チャ・ムヒ(ドンミ)/コ・ユンジョン

元は売れない女優だったが、「静かな彼女」のドラミ役が世界的な人気となり、一躍トップスターに。
しかし、ムヒは撮影中の事故で長く意識不明の状態だったため、突然人気者になって、戸惑っている。
日本で偶然出会った、通訳者であるホ・ムジン(キム・ソンホ)との再会に喜ぶが、
ムジンはまだ過去の恋を引きずっている。
ドラミの妄想が見えるようになる。
【コ・ユンジョンその他出演作品】「還魂2」「SweetHome」「ムービング」「もうすぐ死にます」「いつかは賢いレジデント生活」ほか
チュ・ホジン/キム・ソンホ

数カ国語を操る通訳者。
昔の恋への未練から訪れていた日本・江ノ島で偶然、ムヒ(コ・ユンジョン)に出会う。
事故に遭ったムヒが心配で何度か病院を訪れる。
優しいが、感情を押し殺す癖がついており、感情的になると逆に相手を冷静に刺す言葉を選んでしまう。
【キム・ソンホその他出演作品】「スタートアップ」「おつかれさま」ほか
黒澤ヒロ/福士蒼汰

日本の人気俳優。別名「ロマンス王子」。
ムヒ(コ・ユンジョン)が出ていた「静かな彼女」を何度も見るほどドラミが気になっているが、
自分を全然知らないムヒに腹を立てる。
恋愛リアリティショー「ロマンチックトリップ」でムヒと共演することになる。
ぶっきらぼうだが、ストイックで真っ直ぐ。
シン・ジソン/イ・イダム

TV局のプロデューサー。
ホジン(キム・ソンホ)の忘れられない人であり、ホジンの兄(ソンジュン)の恋人。
【イ・イダムその他出演作品】「今日もあなたに太陽を」「配達人」ほか
ナ・ジンソク/ソンジュン

ホジン(キム・ソンホ)の兄。自由奔放で、割と無神経なことを口走りがち。
明るくておおらかなところが良い面であるが、そのおおらかさ故に人を傷つけていることに
気がついていない…?
キム・ヨンウ/チェ・ウソン

ムヒ(コ・ユンジョン)のマネージャー。
ムヒがまだ売れない頃からのマネージャーで「ヌナ」と慕う。
元射撃の選手で、スポーツ部を志望。
マンネ体質なのか、人の懐に入り込むのが上手い。
キム・ヨンファン/キム・ウォネ

ホジン(キム・ソンホ)の祖父と懇意にしていた関係で親代わりのような存在。
有名な小説家。
ホジンの祖父が遺した蔵書を大切に思っており、ホジンの家に入り浸っている。
【キム・ウォネその他出演作品】「悪鬼」「ソンジェ背負って走れ」「よくも悪くもだって母親」「貞淑なお仕事」「離婚保険」「トリガー」「あなたが殺した」「Missホンは潜入捜査中」ほか
キム監督/イム・チョルス

「ロマンチックトリップ」の監督・プロデューサー。
家庭の事情で突如、プロデューサーを交代することに。
【イム・チョルスその他出演作品】「愛の不時着」「還魂1・2」「貞淑なお仕事」「その電話が鳴るとき」「未知のソウル」「Missホンは潜入捜査中」ほか
チョ作家/ペク・ジュヒ

「ロマンチックトリップ」の脚本家。
ちょっと観察眼がなくて、おおらかに場をかき混ぜる発言をしがち。
悪気はなく、人はいい。
【ペク・ジュヒその他出演作品】「マイネーム」「ハピネス」「再婚ゲーム」「グリッチ」「医師チャ・ジョンスク」
パクPD/クァク・ミンギュ
「ロマンチックトリップ」のPD。
一番、現場や人のことが見えている人で、誰が誰を好きとか誰を見てるとか人の状況が
よく見えている。
ナナミ/ヒョンリ
ヒロ(福士蒼汰)のマネージャー。
韓国語ができる。
素直じゃないヒロの言動の真意をきちんと見ている。
ユン・ミジョン/チェ・ヒジン
ホジン(キム・ソンホ)の母親。
離婚してからホジンと疎遠になっている。
イタリアで一人ワイン農家をしている。
キム・ユジン/ノ・ジェウォン

ムヒ(コ・ユンジョン)の元彼だが、音信不通になり日本へ。
日本で元々恋人だった人と結婚し、お腹の赤ん坊の父親になろうとしている。
元シェフで、日本ではラーメン店を営む。
強かにムヒのドラミブームに乗っかろうとする。
【ノ・ジェウォンその他出演作品】「今日もあなたに太陽を」「殺人者のパラドックス」「イカゲーム2・3」ほか
Netflix「恋の通訳、できますか?」感想〜言葉が通じる、通じない、それは言葉の壁だけではない
通訳が「人間」であることの必要性
今回、キムソンホが演じているチュ・ホジンというのは、
いくつもの言語を操るプロの通訳者だ。
ホジンとムヒ(コ・ユンジョン)の出会いの場面で、ムヒがホジンに言う。
「品位を保ちたいから、通訳をお願いできないか」と。
「それはAIにはできないことだから」と。
そうなのだ。
今や、スマホで簡単に翻訳ができる時代だが、
人間が話す微妙なニュアンスを汲み取って、それを通訳する、もしくは、しない、という
選択ができるかどうか。それは人間にしかできないのではないか。
詳しいことは知らないが、よく言うじゃないか。
外交の場でもその場での通訳者の能力が問われる、と。
ムヒは、元恋人の現恋人から酷い言葉で罵られる。
向こうの方が全く品位がなかったのだ。
それを聞いたホジンはその言葉を訳さない。
そして、ムヒの代わりにムヒの名誉を保とうとする。
イヤホン越し、モニター越しに感じる存在
優しい…なんて優しすぎるの。キムソンホ。いや、ホジン。
そして二人の再会シーンの良すぎ感!!!
イヤホンからキム・ソンホの落ち着いた声が聞こえるの安心が過ぎる。
「ロマンチックトリップ」のカナダ編を通してムヒがそのイヤホンを通して
ホジンと会話し、モニターを通して同じ景色を共有し、また見つめ合うの、
良すぎる!!!
そこに居るのは確かに、ヒロ(福士蒼汰)だけれど、
ムヒはずーっとイヤホンを通してホジン(キム・ソンホ)を感じているのだ。
ごめんよ、ヒロ。君もいいやつだったんだけどね。
ムヒのキャラクターの可愛さ、コ・ユンジョンが演じる魅力
日本で出会った時から、ムヒはすでにホジンに惹かれているわけだ。
韓国で再会したとき、ムヒはすでに超有名人になっているが、本人としては寝て起きたら有名人になっていたから、
全然実感がない。
だから、ホジンへの感情も態度も日本のまま。
その好感度そのままに押し進もうとするが、時間が進んでいたはずのホジンの方が
昔の思い出に縛られたままという…
そんなホジンに対してなんとまっすぐなムヒ。
時にはまっすぐに切り込みつつ、でも拒否されたり、
落ち込んだり、思ってもないきつい言葉を選んでしまったり、
でも、すぐに反省して謝ったり…
言いすぎたと思ってすぐに謝るところなんて、すごく
可愛くないか、ムヒよ。
言葉が通じる、通じない、ということ
それに対して、ホジン(キム・ソンホ)はすごく大人で紳士的で素敵!だと思うが、
理性的な分、怒った時の言葉選びは鋭利なナイフのよう。
ムヒ(コ・ユンジョン)とは性格が違いすぎて、
「彼女の言語がわからない」と言うホジンに対して、
ヨンファン(キム・ウォネ)が言う。
「言葉は、人の数だけあるのだ」と。
なるほどなああああああ。
確かに同じ日本語を話していても、話が通じない人はたくさんいるし、
どれだけ身近にいて同じ時間を共有していても、同じことについて話してきても
「あれ?今通じていない」と思うことは多々ある。
「ドラミ」という存在
「言葉が通じない」と悩んでいたホジンの前に現れるのが「ドラミ」という存在だ。
ドラミは、ホジンがわからなかった、
ムヒが何を恐怖に思い、何を不安がり、どうしてそんな態度をとるのかを
教えてくれる。
もう、諦めかけていたムヒへの想いを、その言葉を通して、理解しよう、という
気持ちへと変化させてくれる。
ムヒにとっても、自分では到底言えない気持ちを代弁してくれる存在となったのだ。
そう、ドラミは「恋の通訳者」だった。
ドラミは「不安」を表す存在で、ムヒの幸せを否定する存在なのかと
思っていたら、実は「恋の通訳者」だったという、ね。
ドラミのキャラクター、すごく良かったし「静かな彼女」もなんだか面白そうだから、
どこかでスピンオフしない?笑
私は今作、すごくどハマりで、何作かに1回の定期的に見返したくなる存在だった。
二人のやりとりも美しい景色もすごーく好き。